対決!!世界最強爬虫類ランキング

対決!!世界最強爬虫類ランキング

世界最強の爬虫類は何だ!?

世界には約12,000種もの爬虫類が存在し、ワニ、ヘビ、トカゲ、カメなどバリエーションに富んでいます。

今回はそんな爬虫類の中で、最強の種は何なのか順位付けし、その特徴と共にご紹介したいと思います。

尚、このランキングは下記の4つのルールに沿って順位付けしております。

4つの選定ルール

1、群れではなく1対1での戦い

2、同じ科のものは最強の1種のみ

3、最大個体同士での戦い

4、半水棲の者の対決は水辺のフィールドを想定

では、早速見て行くことにしましょう。

最強爬虫類ランキング 第15位 トッケイヤモリ

有隣目 ヤモリ科

トッケイヤモリは、東南アジアから東アジアにかけての森林に広く生息する、大型のヤモリです。

最大体長40cm、体重200g程で、筋肉質でがっしりとした体格、非常に鮮やかな体色、「トッケイ!」と聞こえる大きな鳴き声を特徴としています。

非常に気性が荒く、攻撃的な性格をしており、縄張り意識も強く、危険を感じると大きな口を開けて威嚇し、非常に強いアゴの力と鋭い歯を武器に、躊躇なく噛み付きます。

また、四肢には吸盤状に広がった指があり、垂直な壁やガラス面でも素早く登ることが可能で、優れたジャンプ力も備えるなど、非常に高い俊敏性も持っています。

肉食性で、小型の爬虫類やネズミなどの小型の哺乳類まで捕食します。

攻撃性も高く、優れた運動能力を持ち合わせているのですが、ライバルたちと比較すると小柄で、毒などの特殊な攻撃方法も持たないことから、この順位に留まることとなりました。

最強爬虫類ランキング 第14位 フィリピンホカケトカゲ

有鱗目 アガマ科

フィリピンホカケトカゲは、フィリピン及びインドネシアの川や湖など、水辺の森林に生息し、主に樹上で生活を送っています。

最大体長1.2m、体重3.5kgに達し、尾には大きな帆のような、「クレスト」と呼ばれるヒレ状の突起を持ち、この帆は特にオスで発達しており、他の個体への威嚇やメスへのアピールに使われます。

泳ぎが非常に得意で、後足の指の間には水かきがついており、地上では後足だけで立ち上がって走ることも可能です。

比較的おとなしく臆病な性格で、危険を察知すると、すぐに水中へ飛び込んで逃げ、 敵に襲われた際には、水の上を走って逃げることもあります。

雑食性で、昆虫や果物、植物の実などを食料とし、攻撃性も低い傾向に有り、15位で登場したトッケイヤモリを、体の大きさを武器に、辛うじて抑え込める程度の強さと言えるでしょう。

最強爬虫類ランキング 第13位 アメリカドクトカゲ

最強爬虫類ランキング 第13位 アメリカドクトカゲ

有鱗目 ドクトカゲ科

アメリカドクトカゲは、北アメリカ南西部からメキシコ北西部の砂漠や乾燥した灌木林、岩場などに生息し、その名の通り毒を持つ世界でも珍しいトカゲです。

最大体長60cm、体重2kg程で、黒とピンクやオレンジ色のまだら模様の体色をしており、皮膚はビーズのような硬い鱗で覆われています。

肉食性ですが、おとなしい性格をしており、動きは比較的緩慢で、素早い獲物を追いかけるより、獲物の巣を探して、鳥の卵やヒナ、ネズミなどの小型哺乳類、他の爬虫類の卵を安全に捕食することが多いようです。

しかし、危険を感じた時などは、突発的に素早く動くことから、俊敏性も高いと見ることが出来るでしょう。

トカゲの中で毒を持つのは、本種の他に近縁種の、メキシコドクトカゲしかおらず、一度噛みついたらなかなか離さず、強力なアゴの力で噛み続け、唾液と共に傷口にすり込むように神経毒を注入します。

毒の効能により、激しい痛み、患部の腫れ、めまい、吐き気などの症状を相手に与えるため、ライバルたちに対してのアドバンテージとなりそうです。

しかし、毒はそれほど強力なものではないため、体が大きな相手などには、効果が薄くなってしまうことでしょう。

最強爬虫類ランキング 第12位 グリーンイグアナ

最強爬虫類ランキング 第12位 グリーンイグアナ

有鱗目 イグアナ科

グリーンイグアナは、メキシコ南部からブラジル、パラグアイにかけての熱帯地域に生息し、 主に熱帯雨林の川沿いの樹上で生活しています。

最大体長1.8m、体重5kgにも及び、幼体は鮮やかな緑色をしていますが、成長するにつれて褐色を帯びたり、オレンジ色がかったりすることもあります。

背中にはタテガミのようなトゲ状の鱗が並び、喉の下には「デューラップ」と呼ばれる大きな皮膚のたるみがあるのが特徴です。

草食性でおとなしい性格をしており、攻撃性は低いのですが、敵に遭遇すると、体を大きく見せるためにデューラップを広げたり、頭を上下に振る「ボビング」という威嚇行動をとります。

それでも危険が去らない場合は、長く丈夫な尾を、鞭のように使って叩いたり、強力なアゴで噛みついて反撃します。

樹上での生活に適応しているため、木登りが得意で 、俊敏性にも優れ、15メートルの高さから飛び降りても無傷で、さらに泳ぎも非常に得意と来ていますから、忍者に例えることもできそうです。

最強爬虫類ランキング 第11位 ブームスラング

最強爬虫類ランキング 第11位 ブームスラング

有鱗目 ナミヘビ科

ブームスラングは、アフリカ大陸のサハラ砂漠以南に広がる、森林やサバンナに生息する樹上性のヘビです。

最大体長2.2m、体重1kgと、ヘビの中では大型の部類で、大きな目を特徴とし、優れた視力を持っているとされます。

最大の武器は強力な出血毒で、血液の凝固を阻害し、赤血球を破壊する作用を持っているのですが、遅効性のため、数時間ほど経過しないと症状が現れない場合もあります。

また、樹上での生活に適応しているため、枝から枝へと素早く移動することが可能で、高い俊敏性も備えています。

しかし、基本的には臆病でおとなしい性格をしており、攻撃性は低く、毒以外の決め手に欠くことから、この順位が妥当な所と言えるでしょう。

最強爬虫類ランキング 第10位 オサガメ

最強爬虫類ランキング 第10位 オサガメ

カメ目 オサガメ科

オサガメは、太平洋、大西洋、インド洋の熱帯から温帯の広い海域に生息する、現生する最大のカメです。

最大体長2.5m、体重910kgにも及び、硬い甲羅の代わりに発達した、骨片が埋め込まれた分厚い皮膚を持っています。

見た目の割りに気性が荒く、巨体であるため、成体になると天敵であるシャチやサメも、敢えて襲ってくることは少なくなります。

クラゲを主食としており、口の中には、捕らえたクラゲを逃さないように、喉の奥に向かって、トゲ状のものが無数に生えています。

非常に恐ろしく見えますが、このトゲ状のものは、牙ではなく「乳頭突起」と呼ばれるものでやわらかく、捕食したクラゲが滑って、口から出ないようにするために弁のような役割を果たします。

水中では時速24kmものスピードで泳ぎ、水深1000m以上まで潜る驚異的な潜水能力を持っていますが、陸上での動きは緩慢なため、ある程度の体格と攻撃力を備えた相手には、勝つことは難しいでしょう。

オサガメ

最強爬虫類ランキング 第9位 ナンベイブッシュマスター

最強爬虫類ランキング 第9位 ナンベイブッシュマスター

有鱗目 クサリヘビ科

ナンベイブッシュマスターは、南アメリカの熱帯雨林に生息する、クサリヘビ科最大の毒ヘビです。

最大体長3.6m、体重10kgにも及び、世界で3番目に長い毒ヘビです。

その巨体に似合わず、攻撃スピードは非常に素早く、刺激されると激しく反応し、驚くほどのパワーを発揮します。

最大の武器は強力な神経毒で、一咬みでの毒の注入量も多く、人間も咬まれた場合、適切な治療を受けなければ致死率は高く、その毒はライバルたちに対しても大きな脅威となるでしょう。

性格的には比較的大人しいと評されていますが、かなり攻撃性が高い個体も存在し、性格にバラツキがある事が分かっています。

毒ヘビの中でも、大きさ、毒性、毒量、俊敏性と、どれをとっても強力なのですが、これから8位で登場する、あの毒ヘビには敵わないことでしょう。

最強爬虫類ランキング 第8位 キングコブラ

最強爬虫類ランキング 第8位 キングコブラ

有鱗目 コブラ科

キングコブラは、インド東部から東南アジアにかけての広範囲に生息する、世界最大の毒ヘビです。

最大体長5.7m、体重20kgにも及び、俊敏さと力強さに加え、強力な毒を持っています。

毒性そのものは最強というわけではありませんが、一咬みでの毒の注入量が非常に多いことが特徴です。

他のヘビを好んで捕食し、毒ヘビもその例外ではなく、獲物に噛みついて毒を注入し、麻痺させてから丸呑みにしてしまいます。

身の危険を感じると、体の前方部分を垂直に持ち上げ、唸るような音を発しながら、首の周りのフードを広げて相手を威嚇し、その姿勢を保ったまま移動できるのもキングコブラの特徴のひとつです。

キングの名にふさわしく、毒ヘビの中では最強なのですが、爬虫類全体での順位となると、この辺りが妥当なところでしょう。

最強爬虫類ランキング 第7位 ワニガメ

最強爬虫類ランキング 第7位 ワニガメ

カメ目 カミツキガメ科

ワニガメは、北アメリカの南東部、主にミシシッピ川流域の河川や湖、沼などの淡水域に生息するカメです。

最大体長80cm、体重110kgにも及び、映画#「ガメラ」のモデルになったことでも知られています。

口の中にミミズのようなピンク色の突起(ルアー)があり、これを動かして魚をおびき寄せ、近づいてきたところを素早く捕食します。

普段はあまり動かず、水底でじっとしていることが多いのですが、驚くほどの速さで獲物に食いつきます。

非常に強靭なアゴを最大の武器としており、その咬合力はライオンをも上回る、500kgにも達すると言われており、人間の指などは簡単に噛みちぎってしまうでしょう。

肉食性の強い雑食で、魚類、両生類、爬虫類、甲殻類、貝類など、口に入るものなら何でも食べてしまいます。

危険を感じると、ゴツゴツとした甲羅に身を隠そうとしますが、頭や四肢を完全に甲羅の中に引っ込めることはできません。

気性が荒く攻撃的な性格をしており、今まで登場してきたライバルたちを、圧倒する攻撃力を持っているのですが、これから6位以上で登場してくる者達との間には、体格という大きな壁があり、それを超えることは難しいでしょう。

ワニガメ

最強爬虫類ランキング 第6位 インドガビアル

最強爬虫類ランキング 第6位 インドガビアル

ワニ目 ガビアル科

インドガビアルは、主にインドのガンジス川やインダス川などの、流れの速く水深の深い河川に生息するワニの仲間です。

最大体長6m、体重600kgにも及び、細長く伸びた吻を特徴としており、歯の数は現生のワニの中で最も多いとされています。

水中では、発達した尾と水かきのある四肢を使って、巧みに泳ぎ、俊敏に動き回ることが出来るのですが、陸上での動きは緩慢です。

ワニの中でも特に水生傾向が強く、細長い吻を素早く振り回し、鋭い歯で噛みつき魚を捕らえます。

細長い口の形状からして、大型の哺乳類を襲うことはほとんどなく、性格も非常におとなしいとされ、人間を襲うことも基本的にはないと考えられています。

しかし、そこはワニの仲間、オオカミを上回る約200kgもの咬合力を持っていることから、油断は禁物です。

最強爬虫類ランキング 第5位 コモドオオトカゲ

最強爬虫類ランキング 第5位 コモドオオトカゲ

有鱗目 オオトカゲ科

コモドオオトカゲは、インドネシアの小スンダ列島に位置するコモド島、リンチャ島、フローレス島などの限られた島々にのみ生息しています。

最大体長3.1m、体重160kgにも及び、現生するトカゲの中で世界最大を誇り、その圧倒的な存在感から、「生きた恐竜」とも呼ばれています。

強力な毒と鋭い歯を武器とし、噛みついた際に、下顎にある毒腺から毒を注入します。

この毒は血液の凝固を防ぎ、急激な血圧低下とショック状態を引き起こす作用を持っており、一度噛まれた獲物は、たとえその場から逃げられたとしても、徐々に毒がまわり、最終的には死に至ってしまいます。

巨体に似合わず、時速20kmで走り、木に登ることもできるなど、俊敏性も兼ね備えており、分厚く硬い皮膚は、敵の攻撃から身を守る鎧の役割を果たします。

離島という特殊な生態系の中では、頂点捕食者として君臨していますが、これから上位に登場してくる、彼らが出会ったことがない、大型のライバルたちに太刀打ちするのは難しいかも知れません。

最強爬虫類ランキング 第4位 アミメニシキヘビ

最強爬虫類ランキング 第4位 アミメニシキヘビ

有鱗目 ニシキヘビ科

アミメニシキヘビは、インドから東南アジアの広範囲に渡り、熱帯雨林やサバンナ、湿地、耕作地など多様な環境に生息するニシキヘビです。

最大体長9.8m、体重180kgにも及び、世界最長のヘビとして知られています。

獲物を待ち伏せし、鋭い牙で噛みつき、瞬時にその長い体で巻き付き、全身の強力な筋肉で獲物の体を締め付け、圧迫により心停止させたり、骨を砕いて絶命へと誘います。

もしも人間が締め上げられると、個人の力では抗うことは不可能で、成人男性2人がかりでやっと引きはがせるほどの力があると言われています。

また、自分の頭よりはるかに大きな獲物も、顎の関節を外すことで丸呑みにしてしまい、シカやイノシシ、さらにはマレーグマや人間をも襲って捕食した例も報告されています。

5位で登場したコモドオオトカゲの巨体とパワーをもってしても、強力な締め付け攻撃に対しては為す術もなく、締め殺されてしまう結果となりそうです。

最強爬虫類ランキング 番外編

ここで、ベスト3を前に、番外編として、強さを尺度に語るべきではない、特別な事情を持った爬虫類3種をご紹介しておきたいと思います。

最強爬虫類ランキング 番外編① ムカシトカゲ

最強爬虫類ランキング 番外編① ムカシトカゲ

ムカシトカゲ目 ムカシトカゲ科

ムカシトカゲは、ニュージーランドの北島と南島、およびその周辺の島々にのみ生息し、ムカシトカゲ目に分類される唯一の現存種です。

最大体長60cm、体重1kg程で、その名の通り、約2億年前からほとんど姿を変えずに生き続けているため、「生きた化石」とも呼ばれています。

動きはあまり俊敏ではなく、低温環境を好み、気温が5~10℃でも活動することが可能で、この低温への耐性が、他の爬虫類との競争を避けるのに役立っていると考えられています。

頭頂眼と呼ばれる、視覚的な機能を有しない、光を感知する器官を持っていることも大きな特徴です。

最強爬虫類ランキング 番外編② シャンハイハナスッポン

最強爬虫類ランキング 番外編② シャンハイハナスッポン

カメ目 スッポン科

シャンハイハナスッポンは、中国の長江、太湖、雲南省、ベトナム北部の紅河水系などの広範囲にわたる河川や湖、湿地帯に生息する、世界最大の淡水ガメです。

最大体長1.1m、体重140kgにも及び、 硬い甲羅の代わりに、革のように丈夫で平たい甲羅を持っています。

現在、地球上で最も絶滅の危機に瀕している動物の一つで、2019年には、蘇州動物園で保護され繁殖が期待されていた、最後のメスが死亡してしまいます。

その後、2020年にベトナムで野生のメスが発見されましたが、これも2023年に死亡が確認されました。

現在生存が確認されているのは、蘇州動物園で保護されているオス1頭と、ベトナムの野生にいるとされるオス1頭の、計2頭のみで、新たなメスの発見が待たれるところです。

最強爬虫類ランキング 番外編③ ガラパゴスゾウガメ

最強爬虫類ランキング 番外編③ ガラパゴスゾウガメ

カメ目 リクガメ科

ガラパゴスゾウガメは、その名の通り、南米エクアドル領のガラパゴス諸島にのみ生息する固有種です。

最大体長1.5m、体重300kgにも及び、脊椎動物の中で最も寿命が長いと言われ、平均寿命は100歳を超え、飼育下では175歳まで生きた記録もあります。

巨大な体と頑丈な甲羅を特徴とし、危険を感じると、頭や手足を甲羅の中に引っ込めて身を守ります。

動きは非常にゆっくりとしており、1日のうち約16時間を睡眠に費やすなど、のんびりとした生活を送っています。

かつては数十万頭が生息していたとされますが、現在は絶滅の危機に瀕しており、亜種のいくつかは既に絶滅してしまった事実もあることから、エクアドル政府によって厳重に保護され、飼育下での繁殖プログラムも進められています。

いよいよベスト3の発表です。

最強爬虫類ランキング 第3位 オオアナコンダ

最強爬虫類ランキング 第3位 オオアナコンダ

有隣目 ボア科

オオアナコンダは、南アメリカ大陸北部の、アマゾン川やオリノコ川流域に広がる、熱帯雨林の河川、沼地、湿地帯などの水辺に生息する、世界最重量を誇るヘビです。

最大体長9m、体重250kgにも及び、 暗緑色や褐色の体色をしており、背面には大きな黒い円形の斑紋が並んでいます。

体が重いため陸上での活動は鈍く、ほとんどの時間を水中で過ごし、水中ではその重力から解放され、滑らかに素早く動くことができます。

強靭な筋肉を持つ長く太い胴体で獲物に巻きつき、締め上げ、骨を砕き、獲物を窒息死または心停止させてから丸呑みにします。

肉食性で、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類など、水辺に近づくあらゆる動物を捕食し、一度大きな獲物を食べると、数週間から数ヶ月間は何も食べずに過ごすことができると言われています。

成体になると、その巨大さ故に、天敵はほとんどいないのですが、生息域が重なるジャガーに、稀に捕食されることがありますが、逆に捕食してしまうこともあるようです。

最大最強のヘビをもってしても、これから1位2位で登場する、破格の体格とパワーを持った者達には敵わないことでしょう。

最強爬虫類ランキング 第2位 アメリカアリゲーター

最強爬虫類ランキング 第2位 アメリカアリゲーター

ワニ目 アリゲーター科

アメリカアリゲーターは、主に北米南東部の、ノースカロライナ州からテキサス州南部にかけての沼地、河川、湖、湿地など、淡水域に生息する、アリゲーター科最大のワニです。

最大体長4.6m、体重500kgにも及び、80本もの鋭い歯を持ち、880kgもの咬合力で獲物に襲いかかります。

背中を、「鱗甲板」と呼ばれる硬い骨質の鱗で覆われており、外敵からの攻撃を防ぐ鎧の役割を果たしています。

陸上では比較的ゆっくりと動くイメージがありますが、必要に応じて素早く動くことも可能で、 特に水中では、太く力強い尾を巧みに使い、驚くほど俊敏に泳ぎ回ります。

肉食性で、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類など、捕らえることができるあらゆる動物を食料としており、近年では、果実を食べることも報告されています。

アリゲーター科では最強なのですが、これから1位で登場する、現生爬虫類の絶対王者と言うべき存在には、遠く及ばないことでしょう。

最強爬虫類ランキング 第1位 イリエワニ

ワニ目 クロコダイル科

イリエワニは、インド南東部からベトナム、フィリピンといった東南アジア、さらにはニューギニア島、オーストラリア北部沿岸まで、非常に広範囲に生息する、最大最強のワニです。

最大体長6m、体重1tにも達し、現生する動物最強である3100kg以上にも及ぶ咬合力は、あのティラノザウルスにも匹敵すると言われているほどです。

2位で登場したアメリカアリゲーター同様、鱗甲板で覆われているため、防御力も非常に高く、陸上では時速18kmで走り、水中では時速29kmで泳ぐことが可能です。

噛みつくスピードも鋭敏で、獰猛さと相まって、近づかれてしまうと、噛みつき攻撃を避けることは非常に困難となります。

捕らえた獲物を水中に引きずり込み、体を高速で回転させて肉を引きちぎる、「デスロール」という必殺技を持ち、スイギュウのような大型の哺乳類や、人間や家畜を襲うこともあります。

また、ワニ類の中でも特に海水への耐性が強く、体内の余分な塩分を排出する、「塩類腺」という特殊な器官を持っており、海で長期間活動することができ、海流に乗って島々を移動することも特徴のひとつです。

大きさ、強さともに、イリエワニの一位に、異論を挟む余地はありません。

イリエワニ

最強爬虫類ランキング まとめ

世界最強爬虫類ランキング、いかがだったでしょうか?

大方の予想通り、大型のワニやヘビが上位を占める結果となりました。

もしも、同じ科のものを複数エントリー可能なルールだった場合は、ランキングすべてをワニ目が占めてしまったかも知れません。

尚、この記事のランキングは、あくまで私個人の独断と偏見をもとに、順位付けしたものに過ぎません。

エンターテイメントの範疇として捉えて頂けましたら幸いです。

最強爬虫類ランキングを動画で視聴する

今回の記事「対決!!世界最強爬虫類ランキング」を動画でもご覧いただけます。
動画やたくさんのビジュアルで楽しく分かりやすいものになっています。
是非お試し下さい。

対決!!世界最強爬虫類ランキング

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