びっくりするカエルたちが大集合!!
世界には、約7,000種以上のカエルが生息しており、常識を覆すような容姿や生態を持ったものが多数存在しています。
そこで今回は、われわれ人間が初めてそのカエルを見知った時に受けるであろう、インパクトの大きさを尺度に、その特徴と共に、ランキング形式でご紹介したいと思います。
では、早速見て行くことにしましょう。
びっくりカエルランキング 第20位 ミツヅノコノハガエル

ミツヅノコノハガエルは、東南アジアのマレーシア、シンガポール、インドネシアなどの熱帯雨林に生息しています。
目の上と鼻先に、ツノのような皮膚の突起があり、茶色い体を完全に森の落ち葉と同化せしめる、自然界における「擬態の天才」です。
人間が真上から見ても、動かなければそこにカエルがいるとは絶対に気づかないレベルの、完璧なカムフラージュ能力を持っています。
びっくりカエルランキング 第19位 ベルツノガエル

ベルツノガエルは、南米のアルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル南部にかけての、湿地や草原地帯に生息しています。
体の半分以上が口でできているような、ずんぐりとした体型から、「パックマンフロッグ」の異名を持ちます。
目の上にツノがあり、怪獣のような風貌をしており、動くものなら何でも食べる貪欲さは、昆虫だけでなくネズミや小鳥、他のカエルまでも丸呑みにします。
愛嬌がある容姿と、丈夫で飼育しやすく長寿であることから、ペットとしての人気も高いカエルです。
びっくりカエルランキング 第18位 インドウシガエル

インドウシガエルは、インドやバングラデシュなどの南アジアに広く生息しています。
普段は地味なオリーブグリーンや茶色の大きなカエルですが、モンスーンの繁殖期になると、オスは全身が目を疑うような「鮮やかなレモンイエロー」に激変します。
さらに鳴嚢(のど袋)はネオンブルーに変化し、極彩色のコントラストを奏で、水辺に集まってメスに猛アピールをします。
普段の地味な姿から、一気にトロピカルでおもちゃのような風貌へと変身する、劇的なビフォーアフターは、視覚的なインパクトが非常に大きく、生命の神秘と面白さを感じさせます。
びっくりカエルランキング 第17位 コケガエル

コケガエルは、ベトナム北部の標高800〜1,500mにある森林の、渓流沿いに生息する固有種です。
「動く芸術品」とも称される、自然界における究極の擬態の持ち主です。
全身が緑や茶色の複雑なイボに覆われており、岩や倒木に生えた「湿った苔」にしか見えず、天敵が近づくと体を丸めて動かなくなり、完全に風景の一部と化します。
人間が間近で見ても、そこにカエルがいるとは信じられないほどの、完璧な造形と質感を誇り、ここまで周囲の環境に同化することが出来る進化の極致には、感嘆と驚きを隠せません。
びっくりカエルランキング 第16位 アフリカウシガエル

アフリカウシガエルは、サハラ砂漠以南のアフリカの乾燥した、サバンナや湿地帯に生息しています。
最大で25cmほどにもなる巨大なカエルで、下顎に牙のような骨の突起(歯状突起)を持ち、ネズミなどを捕食する獰猛さがあります。
人間に向かってジャンプして噛み付くこともあり、危険度が高いのですが、最大のギャップはその「父性」にあります。
オスはオタマジャクシを外敵から必死に守り、水たまりが干上がりそうになると、自ら重い体を動かして水路を掘り、別の水場へ子供たちを誘導するという、感動的な場面を見ることが出来ます。
びっくりカエルランキング 第15位 ブラックレインフロッグ

ブラックレインフロッグは、南アフリカ共和国の西ケープ州、特にケープタウン周辺の海岸線沿いに生息する固有種です。
全身が黒くボコボコとしており、まるで「不機嫌なアボカド」のような見た目をしています。
への字口で常に怒っているような顔立ちをしており、危険を感じると、体を丸く膨らませます。
見た目のムスッとした表情と、無害でコロコロとした、短い手足のフォルムとのギャップが、たまらなく愛くるしく、「世界一不機嫌な顔をしたカエル」として、ネット上で大きな人気を誇ります。
土の中で暮らすため、後ろ足にスコップ状の突起があるのも特徴です。
びっくりカエルランキング 第14位 カメガエル

カメガエルは、オーストラリア南西部の乾燥・半乾燥地帯に生息する固有種です。
名前の通り、甲羅を外した小さなカメのような奇妙な姿をしています。
多くのカエルは、土を掘る際に後ろ足を使ってお尻から潜りますが、カメガエルは前足が異常に発達しており、頭からズンズンと、土やシロアリの硬い蟻塚を掘り進むという、珍しい特徴を持っています。
ピンクがかった茶色で、手足が短く、顔もカメそっくりな風貌は、一般的なカエルのイメージから大きくかけ離れており、乾燥地帯でシロアリを主食とすることに特化した、独自の進化の面白さを感じさせます。
びっくりカエルランキング 第13位 オオヒキガエル

オオヒキガエルは、アメリカ南部から中南米原産の大型外来種で、日本でも小笠原諸島や八重山諸島に定着しています。
最大20cm以上になる巨大なヒキガエルで、目の後ろに巨大な耳下腺があり、そこから乳白色の強力な毒液を分泌します。
オーストラリアなどにサトウキビの害虫駆除を目的として、人為的に持ち込まれましたが、現地のワニやヘビ、犬ですらこのカエルを捕食すると毒死してしまうため、天敵がいなくなり大繁殖する結果となりました。
生態系を破壊する、「世界最悪の侵略的外来種」の一つと言われ、現在では世界中に外来種として定着しています。
びっくりカエルランキング 第12位 ワラストビガエル

ワラストビガエルは、東南アジアのマレー半島、ボルネオ島、スマトラ島などの熱帯雨林に生息する樹上性のカエルです。
指の間にある非常に大きく発達した水かきを、パラシュートのように広げ、熱帯雨林の高い樹上から別の木へと滑空します。
その飛距離は最長15メートルにも及び、空中で方向転換をすることも可能です。
両生類が、木から木へ移動する、「空を飛ぶ(滑空する)」という環境適応を成し遂げたことは、陸を跳ねるイメージの強いカエルの常識を覆しており、そのダイナミックな動きは見る者を魅了します。
びっくりカエルランキング 第11位 コイシガエル

コイシガエルは、南アメリカ大陸北部のギアナ高地にある、テーブルマウンテンの山頂付近に生息しています。
体長2cmほどの小さな黒いカエルですが、その逃走方法が前代未聞でユニークなのです。
タランチュラなどの天敵に遭遇すると、手足を体にピタッと密着し、全身の筋肉を硬直させ、自らを「小石」のような状態にして、急斜面を転がり落ちて逃げます。
体が非常に軽いため、岩にガンガンぶつかりながら落下しても怪我をしません。
闘うでも跳んで逃げるでもなく、「ただの石になって物理法則に任せて転がり落ちる」という、潔い防衛術は、ユーモラスでありながら、理にかなった驚きの方法と言えます。
びっくりカエルランキング 第10位 マルメタピオカガエル

マルメタピオカガエルは、南米のボリビア、パラグアイ、アルゼンチンにまたがる「グランチャコ」と呼ばれる、サバンナ地帯の沼や池に生息しています。
平べったい楕円形の体と、顔の半分以上を占めるような巨大な口、飛び出した目が特徴で、「バジェットガエル」とも呼ばれています。
水生で、待ち伏せ型の狩りをしますが、怒ると体を限界まで膨らませて立ち上がり、猫のような声で「ギャーッ」と叫びながら噛み付いてくるという、非常にアグレッシブな生態を持ちます。
キモ可愛さと予想外の鳴き声のインパクトで、ネットミームとしても有名になり、日本でもカプセルトイのモデルになるほど愛好家が多い、個性の塊のようなカエルです。
びっくりカエルランキング 第9位 ナマカフクラガエル

ナマカフクラガエルは、南アフリカからナミビアの沿岸部に広がる、ナマクワ地方の乾燥した砂漠地帯に生息しています。
水掻きがなく泳げない、足が短すぎて跳べないという、カエルの常識を捨てたような種です。
普段は乾燥した砂の中に潜って生活しており、外敵に出会うと、体を風船のようにパンパンに膨らませて威嚇します。
その顔が「ものすごく不機嫌なおじさん」のようであり、さらに威嚇の鳴き声が「ピーピー」とおもちゃのように可愛らしい高音なのです。
見た目のムスッとした表情と、必死に威嚇しているのに全く怖くないというギャップがたまらなく愛くるしく、SNSなどでも世界的な人気を誇ります。
びっくりカエルランキング 第8位 パエドフリン・アマウンシス

パエドフリン・アマウンシスは、パプアニューギニアの熱帯雨林に生息する、世界最小のカエルです。
2009年に発見された新種で、カエルどころか、「世界最小の脊椎動物」として知られています。
成体になっても体長はわずか7.7mmしかなく、日本の1円玉よりも小さい、アメリカの10セント硬貨の上にすっぽりと収まってしまうサイズです。
ハエやアリのような極小サイズでありながら、骨格や内臓を持ち、しっかりとカエルの形をしているという事実は、人間の持つサイズ感の常識を麻痺させます。
昆虫のような高音で鳴き、オタマジャクシの期間を経ずに、直接カエルの姿で孵化するのも特徴です。
びっくりカエルランキング 第7位 インドハナガエル

インドハナガエルは、インド南部の西ガーツ山脈の、限られた地域にのみ生息する固有種です。
「カエルとは手足が長くて跳ねる」という常識を根底から覆す、まるで紫色のスライムか饅頭のようにずんぐりした体に、ブタのような尖った小さな鼻を特徴としています。
一年のうち約350日を、地中深くでシロアリを食べて過ごし、モンスーンの時期のわずか2週間だけ地上に現れて、繁殖活動を行います。
その奇妙極まりない姿は、カエルというよりも未知の地底生物のようであり、2003年に正式に新種登録された際も、世界中の生物学者を驚かせました。
初見での「なんだこれは」感は、数多いカエルの中でも、圧倒的NO.1と言って良いでしょう。
びっくりカエルランキング 第6位 フライシュマンアマガエルモドキ

フライシュマンアマガエルモドキは、メキシコ南部からエクアドルにかけての、中南米の熱帯雨林に広く生息しています。
別名「グラスフロッグ」と呼ばれており、背中は鮮やかな緑色ですが、お腹側は皮膚や筋肉が完全に透明になっており、ドクドクと脈打つ赤い心臓から、うねる腸などの内臓、食べたものや卵までが、外から丸見えになっています。
これは葉の裏に張り付いた際に、太陽の光を透過させて自分のシルエットをぼかし、天敵から身を守るための、見事な進化と言えます。
また、睡眠時には赤血球を肝臓に隠すことで、更に透明度を高めているのですから驚きです。
まるで理科の生きた解剖模型のような姿は、非常に神秘的であり、生命の不思議をダイレクトに視覚で感じさせてくれる、貴重で美しいカエルです。

びっくりカエルランキング 第5位 アメリカアカガエル

アメリカアカガエルは、アラスカからアメリカ北部、カナダなど北米を原産とし、日本にもほぼ全域に定着している外来種です。
過酷な寒冷地を原産とするこのカエルは、冬になると体内の水分の最大70パーセントが凍結し、心臓も呼吸も脳の活動も完全に停止します。
「カッチカチの氷漬け」の状態で冬を越し、春になって気温が上がると解凍され、何事もなかったかのように生き返って跳び跳ねます。
「一度完全に死んだような状態になってから蘇る」という、脊椎動物の生物学的な常識を完全に無視した生態は、知れば知るほどに驚愕させられます。
医療における冷凍保存技術のヒントとしても研究されており、動物界の「ゾンビ」の異名を持っています。

びっくりカエルランキング 第4位 ヘアリーフロッグ

ヘアリーフロッグは、中央アフリカの熱帯雨林にある湿地、河川、小川の周辺に生息しています。
繁殖期のオスに、毛のように見える皮膚の突起が生えるという、異様な見た目に加え、その防衛術があまりにも常識外れなのです。
外敵に襲われると、なんと自ら自分の足の指の骨をへし折り、その鋭い骨を皮膚から突き破らせて、「爪」として武器で使用するのです。
まるでアメコミヒーローの「ウルヴァリン」のように、爪を出すたびに、毎回手甲を突き破って出てくる、自己破壊を伴う狂気の生態は、生命の神秘を通り越して恐ろしさすら感じます。
危機が去ると、骨は引っ込んで元に戻ると言われていますが、自傷行為を前提とした、防衛メカニズムのインパクトは絶大です。

びっくりカエルランキング 番外編
ここで、ベスト3を前に、番外編として、すでに絶滅してしまっているのですが、非常に珍しい生態を持っていた1種と、身近に存在するかもしれない、非常に希少なカエルを1種ご紹介しておきたいと思います。
びっくりカエルランキング 番外編① イブクロコモリガエル

イブクロコモリガエルは、かつてオーストラリアのクイーンズランド州南東部にある、ごく限られた熱帯雨林の渓流にのみ生息していました。
メスが受精卵を飲み込み、自分の胃の中でオタマジャクシからカエルになるまで育てるという、あらゆる脊椎動物の常識を覆すような生態を持っていました。
子育て中の約6週間、メスは胃酸の分泌を完全に止め、絶食して胃を子宮代わりにし、時期が来ると、口から次々と子ガエルを吐き出して出産します。
「胃で子供を育てる」という、あまりにも異常なメカニズムは、医学界からも胃潰瘍治療のヒントとして注目されましたが、残念なことに、1980年代にカエルツボカビ症や環境破壊によって、絶滅の憂き目にあってしまうこととなります。
びっくりカエルランキング 番外編② 青いアマガエル

青いアマガエルは、固有の品種ではなく、私たちに最も身近なアマガエルが、約10万匹に1匹の確率で突然変異(色素異常)をおこし、青色に生まれつく極めて稀な個体です。
本来アマガエルは、青、黄、黒の色素が重なって緑色に見えますが、遺伝的に「黄色色素」が欠乏すると、鮮やかな空色やサファイアブルーの姿になります。
美しさとの引き換えに、自然界では目立つため捕食されやすく、その希少性から「幸せを呼ぶ青いカエル」として、発見されるとニュースになるほどです。
びっくりカエルランキング 第3位 モウドクフキヤガエル

モウドクフキヤガエルは、コロンビアの太平洋沿岸にある熱帯雨林の、限られた地域に生息する固有種です。
体長わずか5cmほどで、まるで金細工のように美しい鮮やかな黄色をしていますが、地球上で最も危険な両生類として知られています。
皮膚から分泌する「バトラコトキシン」という猛毒は、1匹で人間を10~20人も致死させるほどの恐るべき威力があります。
地元の先住民が、吹き矢の毒として利用してきた歴史もあり、「うっかり触れるだけで命を落とすかもしれない」という究極の危険性と、宝石のような美しさは、見る者に大きな衝撃を与えます。
また、毒は野生の餌から蓄積されるため、飼育下では無毒化するという不思議な特徴を持っています。
びっくりカエルランキング 第2位 ゴライアスガエル

ゴライアスガエルは、アフリカ西部のカメルーンや赤道ギニアの熱帯雨林に生息しています。
世界最大のカエルとして知られており、足を伸ばせば全長80cm近く、体重は3.3kgにも及びます。
まるで人間の赤ちゃんのようなサイズ感をしており、虫だけではなく、ネズミや鳥、ヘビなどを丸呑みにしてしまいます。
この巨大すぎるカエルが、目の前に現れたときに感じるであろう視覚的恐怖には、誰もが圧倒されることでしょう。
しかし、砂を運んで卵のために「池」を造るなど、高い知能を持ち合わせ、鳴嚢を持たないため、猫のように「ミャー」というか細い鳴き声を発し、繊細で隠れ家を好むなど、その大きさには似合わない、意外な性格をしています。
びっくりカエルランキング 第1位 ピパピパ(コモリガエル)

ピパピパは、南米北部のアマゾン川、オリノコ川流域などの熱帯雨林に生息しています。
平たく枯れ葉のような奇妙な見た目もさることながら、常識を覆すその「繁殖生態」を最大の特徴としています。
交尾の際、メスの背中の皮膚がスポンジ状に柔らかく変化し、そこに受精卵を一つ一つ埋め込みます。
卵はメスの背中の皮膚の中で孵化し、オタマジャクシの時期もそのまま背中で過ごします。
数ヶ月後、完全にカエルの姿に成長した無数の子供たちが、母親の背中の穴から次々と飛び出してくる光景は、非常にグロテスクです。
集合体恐怖症の人ではなくても、強いショックとトラウマを受ける、視覚的インパクトは群を抜いています。

びっくりカエルランキング まとめ
びっくりカエルランキング、いかがだったでしょうか。
一般的なカエルの常識を、大きく超えたものたちが登場しており、とても興味深く見ることが出来ました。
私の持っていたカエルの知識などは、まさに、「井の中の蛙」レベルであったと思い知らされました。
尚、このランキング記事は、あくまで私個人の独断と偏見をもとに、順位付けしたものに過ぎません。
エンターテイメントの範疇として捉えて頂けましたら幸いです。
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