ブサかわ・キモかわ生物ランキング

ブサかわ・キモかわ生物ランキング

不細工だったり、気持ち悪いのに、なぜか可愛く見える、ブサかわ、キモかわな生き物たちを、私が受けたインパクトの大きさ順に、ランキング形式でご紹介してみたいと思います。

ブサかわ、キモかわという定義は難しいですが、あくまで個人の独断と偏見に過ぎないことをご了承頂けましたら幸いです。

では、早速見て行くことにしましょう。

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 12位 アカウアカリ

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 12位 アカウアカリ

アカウアカリは、アマゾン川の上流の熱帯雨林に生息する、はげ頭と赤い顔が特徴的な、小型のおサルさんです。

最大体長は57㎝、体重3㎏程度で、15cmほどの短い尻尾も特徴です。

酔っ払いのおじさんを彷彿とさせ、不細工で不気味な容姿をしているのですが、つぶらな瞳を持ち、見方によると可愛く見えなくもありません。

酔っ払いのおじさんが、可愛らしい子供のような表情を浮かべている、そんなギャップが、ブサかわな印象に繋がっています。

また、先住民に食用として捕獲されたり、森の伐採により生息地が減り続けるなど、絶滅の危機に瀕しています。

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 11位 ピノキオガエル

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 11位 ピノキオガエル

ピノキオガエルは、2019年にニューギニア島のフォジャ山脈で見つかった、新種のアマガエルです。

鼻の辺りから突き出た謎の器官は、鳴いている時は突き立ち、それ以外の時は垂れ下がっています。

それが突き立っている時は、ピノキオの鼻を彷彿とさせるため、その名前がつけられました。

現在のところ、この謎の器官は、何のために存在しているのか分かっていないのですが、「精巧な器官で、必ずやなんらかの目的があるはず」と研究者たちは語っています。

謎の器官と呼ばれていますが、実はただの飾りか、敵を威嚇するためのもので、泣く時に空気が通ることにより長くなる、吹き戻し、いわゆるピロピロ笛みたいな、単純なものなのかもしれません。

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 10位 メキシコサンショウウオ

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 10位 メキシコサンショウウオ

メキシコサンショウウオは、メキシコのソチミルコ湖と、チャルコ湖にのみ生息しています。

日本でもウーパールーパーという名前で知られており、昭和後期に、TVCMをきっかけとして、一大ブームを巻き起こしました

体長25~30cm程の大きさで、点で描かれたような小さな離れ目が特徴で、不細工ながらも笑ったような顔つきと、パクパクと動く大きな口が、とても可愛らしいと評判になりました。

また、手足をはじめ、臓器や脳まで再生する特殊な能力を持ち、体の一部を損傷しても、7~40日程度で、ほぼ元通りの状態に回復すると言われています。

現在では、絶滅危惧種に指定されているため、輸出を禁止されており、ペットとして流通しているものは、全て日本国内で養殖された個体になります。

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 9位 ブラックレインフロッグ

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 9位 ブラックレインフロッグ

ブラックレインフロッグは、南アフリカの温暖な森や低木林に生息する、お饅頭みたいに体が膨れ上がる、変わったカエルさんです。

自分の体を大きく見せ、威嚇するために体を膨らますのですが、それだけではなく、捕食者に穴などから引きずり出されないように膨らむとの見方もあります。

顔の表情も特徴的で、落ち込んでいるようにも、怒っているようにも、不機嫌そうにも見えます。

その絶妙な表情と膨れ上がった体が、何とも言えないブサかわな雰囲気を醸し出しているのです。

その人気から、Tシャツやアクセサリーなどのグッズが作られ販売されているほどです。

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 8位 クロザル

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 8位 クロザル

クロザルは、野生ではインドネシアのスラウェシ島北東部の、熱帯雨林にのみ生息している、体長50~60cm程度の小柄なおサルさんです。

全身が真っ黒で、逆立った頭部の毛や、こはく色のめなど、特徴的な顔立ちをしています。

歯を見せ、笑顔に見える表情をすることで、相手に対して敵意がないことを示します。

実はこのクロザルですが、あるハプニングによって一躍有名になることになります。

2014年、ある一頭のクロザルが、イギリスの写真家、デビッド・スレーター氏のカメラを奪って、自撮りをしたのです。

その時の写真がこれなのですが、この満面の笑みをたたえた表情が、ブサイクなのですが、可愛くもあり、とにかく絶妙なのです。

スラウェシ島には、サルを貴重なタンパク源とし、積極的に食べる習慣があるため、クロザルの個体数は激減し、絶滅危惧種に指定される事態となっています。

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 7位 ハダカデバネズミ

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 7位 ハダカデバネズミ

ハダカデバネズミは、エチオピア、ケニア、ソマリアなど、乾燥の強い地域に生息しています。

その名の通り、毛が生えておらず裸で、大きく突き出た前歯を特徴としています。

大きく突き出た前歯は、地中で土を掘るのに使い、いわゆる体毛はありませんが、感覚毛は持っており、光を感じる程度しかない視力を補っています。

毛のないシワシワの体に、小さな目、大きな出っ歯など、ルックス的に受け入れがたい要素が満載なのですが、一生懸命生きているような、ある線を突き抜けた感じが、この奇妙な生き物を少しだけ可愛く見せているようです。

また、ハダカデバネズミは、体の大きさは普通のネズミと同等ながら、普通のネズミと比較し、10倍もの寿命、約30年もの長寿を誇ります。

通常は、加齢に伴い蓄積する老化細胞が、細胞死を起こすことにより、老化を極端に遅くし、ガンにもなりにくいという研究報告がされています。

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 6位 アホロテトカゲ

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 6位 アホロテトカゲ

アホロテトカゲは、メキシコ内の限られた一部の砂漠地帯にのみ生息する、メキシコの固有種です。

ミミズトカゲの仲間で、ミミズのような見た目をしているのですが、このアホロテトカゲは、一般的なミミズトカゲと違い、前足が生えている珍しい種類なのです。

体長は20cm程度で、淡いピンク色をしており、地表近くに張られた根の間や地中に潜み、主に昆虫をエサにしています。

退化して形骸化したつぶらな瞳や、モグラのような前足、ピンク色の体色などの可愛らしい要素と、ミミズのようにクネった気持ち悪い要素が上手くブレンドされ、このようなキモかわいい生物に仕上がっています。

希少性が高く、流通量が非常に少ないことから、ペットショップで販売されることは稀で、数十万~数百万円もの高値が付くこともあり、爬虫類ファンの間では憧れのペットとされています。

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 5位 ウオノエ

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 5位 ウオノエ

ウオノエは、魚の口の中や体に寄生する、ウオノエ科に属する甲殻類の総称です。

魚の舌に付着し、その血液を吸うことで魚の舌を壊死させ、自身が舌の代わりに居座ることが多いのですが、エラや体表面に寄生することもあります。

平たい楕円形の体、灰色や白色の体色、硬い甲羅と7対の脚を備えており、その外見や寄生するという特性から、グロテスクで不気味なイメージを持たれます。

一方で、魚の口にちょこんと居座るユーモラスな姿や、つぶらで特徴的な複眼など、コミカルで可愛らしくも見えます。

また、雌雄同体としても知られており、宿主に最初に寄生した個体がオスからメスに性転換し、その後に寄生するオスと繁殖するため、最終的には魚1体に、オスとメスの1ペアが寄生することとなります。

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 4位 テングザル

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 4位 テングザル

テングザルは、東南アジアのボルネオ島だけに生息する、とても個性的なサルです。

オスのテングザルは、まるでキュウリやナスのような形をした、非常に大きな鼻を持っています。

その鼻は大きければ大きいほど、メスへのアピール度が高くなり、オスとしての強さを誇示すると言われています。

立派な大きな鼻とふさふさした眉毛、 表情豊かな顔立ちは、アンバランスで不細工に映る反面、可愛い、愛嬌があるとも感じられます。

また、葉や果実を消化するために大きな胃袋を持っており、お腹がぽっこりと出ているのも特徴で、ブサかわなイメージに拍車をかける一因となっています。

さらに、サルの中でも珍しく泳ぎが得意で、大きな川を渡ったり、水中の植物を食べたりするなど、水に潜ることもできます。

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 番外編

ここで、ベスト3を前に、番外編として、既に絶滅してしまった、ブサかわで魅力的な生物を、1種ご紹介しておきたいと思います。

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 番外編 サカバンバスピス

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 番外編 サカバンバスピス

サカバンバスピスは、今から約4億5千年前の、古生代オルドビス紀に生息していた、顎のない奇妙な外見をした魚類の一種で、現代の無顎類、ヤツメウナギやヌタウナギなどと、同じグループに属します。

体長約25cm程度で、頭部は広く、エラが発達しており、エラから酸素を、効率的に取り込むことができました。

寄り目がちで小さくつぶらな目が、頭部の前面に位置しており、口はいつも開けっぱなしで閉じることができないため、間抜けで不細工に見えるのですが、同時に可愛らしい印象を与えます。

視覚はあまり発達しておらず、ヒレがなく、泳ぐことが苦手だったため、プカプカと海を漂い、開きっぱなしの口に自動的に流れ込んでくる栄養素を、摂りこんで生きており、そののんきなイメージが可愛さにも繋がります。

サカバンバスピスは、古代の海洋生物の多様性と、進化の歴史を感じさせる、貴重な存在だったと言って良いでしょう。

いよいよベスト3の発表です。

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 3位 メンダコ

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 3位 メンダコ

メンダコは、メンダコ科に属する、水深200~1000mの深海に生息するタコの一種です。

通常のタコと比べ、体長は20センチほどと小さく、墨袋は持たず、墨を吐く事はできません。

短い8本の腕を持っており、腕の間には水かきのような膜があり、まるでスカートを広げたように、パタパタと泳ぐ姿は可愛らしく「深海のアイドル」と呼ばれることもあります。

愛嬌のある小さくつぶらな瞳は、深海の暗闇で役に立っているのかは別として、可愛らしさに拍車をかけています。

しかし、メンダコの体は半透明で、内臓が透けて見えることもあり、神秘的な反面、少し気持ち悪さを感じさせることもあります。

さらに、海中から陸上に揚げてしまうと、ぐちゃっと扁平になってしまい、お世辞にもかわいいとは言えない姿になってしまいます。

また、意外と獰猛な性格をしており、小魚や甲殻類を捕食する肉食系なのも面白いところです。

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 2位 タチヨタカ

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 2位 タチヨタカ

タチヨタカは、主に中南米の熱帯雨林に生息する夜行性の鳥類で、木の枝に擬態する能力を持っています。

昼間は木の枝に擬態し静かに過ごし「動かない鳥」と称されることもあります。

木の枝に擬態する時は、目をつぶって首をすくめ、見事に枝になりきるのです。

夜行性なので目が大きく、つぶらな瞳をしているのですが、その表情が可愛くもあり、間抜けにも見えてしまいます。

また、短い足でヨチヨチと歩く姿は、何とも言えない可愛らしさがあると評判です。

その反面、大きな目と長い体はアンバランスで「気持ち悪い」と感じる方もいるようです。

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 1位 ブロブフィッシュ

ブサかわ・キモかわ生物ランキング 1位 ブロブフィッシュ

ブロブフィッシュは、オーストラリア周辺の、水深600~1200m近辺に生息する深海魚です。

2013年には、その衝撃的な見た目から、「世界一醜い生き物」に選ばれたことをきっかけに、インターネッットやSNSで取り上げられることが増え、歌やぬいぐるみが作られるなど、一躍有名な存在となりました。

体長は最大30cm程度で、普通に深海で生きている時は、フグに似た少しだけ気持ち悪い魚といった印象で、深海の底をのんびりと漂い、泳ぐことはほとんどありません。

水面に引き上げられると、水圧の急激な変化によって体が膨張し、体色もピンク色に変化し、ぷよぷよ、ぐにゃぐにゃな溶けそうな姿になってしまいます。

への字に曲がった口と、つぶらな瞳は、まるで大きな鼻を持つおじさんのようなのですが、だんだんと可愛らしく見えてくるから不思議なものです。

また、このブロブフィッシュは、オホーツク海や太平洋沿岸、東北日本海などで、少ないながら水揚げされ、食用として稀に市場にも流通しており、唐揚げや煮つけなどにすると、非常に美味だと評判です。

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ブサかわ・キモかわ生物ランキング まとめ

個性的でユニークな生態をしているものが、たくさん登場していましたね。

可愛いもブサイクも紙一重、見る者や見る角度によって、評価が変わるのは、人間と同じなのでしょう。

ブサかわ・キモかわ生物ランキングを動画で視聴する

今回の記事「ブサかわ・キモかわ生物ランキング」の動画VerをYouTubeで公開しています。
是非こちらもご覧になって見て下さい。

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