避けよクマ被害!!サバイブ知識ランキング

避けよクマ被害!!サバイブ知識ランキング

日本には、2種類のクマが生息しています。

北海道に生息するヒグマ(エゾヒグマ)と、本州と四国に生息するツキノワグマです。

クマ被害が増加している昨今、私たちはどのように対処したら安全なのでしょうか?

そこで今回は、下記の3つのテーマに沿って、それぞれをランキング形式でご紹介し、更に、番外編として1つの興味深いある疑問についても考えてみたいと思います。

第一部、クマの脅威を知る

第二部、クマに出会った時の対処法

第三部、クマに出会わないための対処法

番外編、本当に九州にクマは居ないのか?

では、早速見て行くことにしましょう。

第一部 クマの脅威を知る

まずは、ヒグマやツキノワグマの脅威について、正しく知っておくことが大切です。

第一部では、クマたちの生態や戦闘能力について、与えられる脅威の大きさをもとに順位付けし、ご紹介しておきたいと思います。

クマの脅威 第5位 雑食性であること

クマの脅威 第5位 雑食性であること

ヒグマ、ツキノワグマ共に、雑食性です。

ヒグマは、フキなどの植物から、昆虫、サケ、マス、エゾシカなどを中心に、何でも食べます。

ツキノワグマは、植物中心の雑食性で、木の実、果実、山菜、昆虫などを中心に食べています。

基本的には、クマたちは人間を捕食対象として見ていないのですが、極端な飢餓状態や「人慣れ」、「警戒心の低下」などが複合的に絡み合うと、捕食対象となり得ます。

一度人間の肉の味を覚えた個体は、再び人間を襲う「人食いグマ」となる可能性が高く、非常に危険な存在となります。

クマの脅威 第4位 鋭い爪や牙

クマの脅威 第4位 鋭い爪や牙

成獣となったヒグマの爪の長さは、8cmにも及び、特に前足の爪が長くなります。

この大きく硬い爪は、木に登ったり、冬眠のための穴を掘ったり、重い石をひっくり返して昆虫を探したりするために使用します。

ツキノワグマの爪も鋭く、木登りが得意な彼らにとって重要な武器となり、ヒグマの爪と比較すると小さいものの、その鋭さは驚異となります。

また、2種共に42本の歯を持ち、発達した犬歯の長さはヒグマで約6.7cm、ツキノワグマでさえも約6cmにも及びます。

爪を立てての攻撃や、牙での噛みつき攻撃の威力は想像に難くありません。

クマの脅威 第3位 学習能力の高さ

クマの脅威 第3位 学習能力の高さ

ヒグマとツキノワグマは、非常に高い知能と優れた学習能力を持つ哺乳類です。

研究者によっては、その知能を、イヌと霊長類の間に位置づけているなど高く評価されています。

具体的には、一度見つけた餌場の位置を長期間記憶することが可能で、1年前に実っていた木の実の場所を正確に覚えており、翌年の同じ時期に再び訪れることが確認されています。

クーラーボックスやドアの仕組みを理解して開けたり、罠を回避したりする能力、 また、猟師の追跡を欺くために、自分の足跡をたどって戻り、途中で脇道に隠れて待ち伏せするといった知能的な行動も知られています。

クマの脅威 第2位 意外な俊敏性とスピード

クマの脅威 第2位 意外な俊敏性とスピード

ヒグマとツキノワグマは、見た目の大きさとは裏腹に、非常に高い俊敏性と驚異的な走行速度を誇っています。

ヒグマは、陸上哺乳類の中でもトップクラスの走行能力を持っており、その速度は時速50~60kmにも達します。

ツキノワグマは、時速40~50kmとトップスピードではヒグマに劣りますが、非常に俊敏で、木登りを得意としています。

両種共に、持久力にも優れ、泳ぎも得意とし、エサを求めて野を越え山を越え、一日で何十キロも移動するなど機動力にも優れています。

クマの脅威 第1位 圧倒的なパワー

クマの脅威 第1位 圧倒的なパワー

ヒグマのパンチ力は2トンにもなると言われており、このパワーの源は、彼らの大きな体格と発達した筋肉によるものです。

ツキノワグマのパンチ力は、ヒグマには劣るものの、牛や馬の首の骨を折るほどの力を持つとされており、小型のクマでありながらも、人間にとってそのパンチ力は、十分に致命傷となり得ます。

また、ヒグマの咬合力は非常に強く、トラやライオンをも上回る450kgにも達すると言われています。

一方のツキノワグマの咬合力も強力で、鉄板を噛み砕くほどの力があるとされており、実際に人間に対する被害報告例では、肋骨数本を同時に折られたケースが多数報告されています。

第4位でご紹介した、鋭い爪や牙との相乗効果による非常に高い殺傷能力は、驚異と言う他にありません。

第二部 クマに出会った時の対処法

運悪くクマに出会ってしまった場合、生き残るためにはどう対処するべきなのでしょうか?

第二部では、生き残るための行動や装備を、その有効性をもとに順位付けし、ご紹介したいと思います。

クマに出会った時の対処法 5位 障害物を利用する

クマに出会った時の対処法 5位 障害物を利用する

クマとの間に木や岩などを挟むように移動すると、安全を確保しやすくなり、万一の突進にも備えることが出来ます。

障害物を間に置きながら後退し、クマとの距離を確保することを最優先に考えましょう

クマに出会った時の対処法 4位 距離に応じた対処をする

クマに出会った時の対処法 4位 距離に応じた対処をする

50m以上の遠くにクマを発見し、クマがこちらに気づいていない場合は、クマを刺激しないように、静かにその場を離れましょう。

発見したことを大声で知らせる必要はありません。

こちらに気づいている場合は、慌てずクマの様子を見ながら、ゆっくりと後ずさりして距離をとりましょう。

クマとの距離20~50mと、比較的近くで遭遇した場合は、とても緊張し、焦りが出る場面ではありますが、冷静な行動が求められます。

背中を見せずに、ゆっくり後退することが、最も有効な行動となります。

走って逃げてしまうと、「逃げるものを追いかける」というクマの習性から、攻撃を誘発する可能性が非常に高くなってしまいます。

また、クマから目を離さないことが大切で、クマの動きを常に確認しながら、睨みつけるのではなく、穏やかな視線を保ちましょう。

「おーい」などと穏やかに声をかけ、こちらが人間であることを知らせ、 両腕をゆっくり大きく振って、自分を大きく見せることも有効です。

クマに出会った時の対処法 3位 クマ撃退スプレーを携行する

クマに出会った時の対処法 3位 クマ撃退スプレーを携行する

クマの生息地に入る際は、万が一の備えとしてクマ撃退スプレーを携行し、すぐに取り出せる場所に装備しておくことが強く推奨されます。

唐辛子成分(カプサイシン)を含む強力なスプレーで、北米では90%以上の確率で、ヒグマの攻撃を阻止したというデータも報告されています。

スプレーを噴射するタイミングは、クマとの距離が一定程度まで近づいたときとなり、あまりに早い噴射は効果が薄れてしまいます。

いざという時のために、あらかじめイメージトレーニングしておくことで、冷静な対応を取りやすくなります。

クマに出会った時の対処法 2位 攻撃を避けられない場合は「防御姿勢」をとる

クマに出会った時の対処法 2位 攻撃を避けられない場合は「防御姿勢」をとる

万が一クマに襲われてしまった場合は、致命傷を避けるための最終手段として、地面にうつ伏せになりましょう。

うつ伏せになった後、腕で首や後頭部をしっかりと覆い、地面から体を離さず、頭部や腹部を守ることで、致命傷を避けます。

ザックを背負っていた場合は、 ザックが背中への攻撃に対するプロテクターの役割を果たしてくれます。

このような防御姿勢をとることで、クマに襲われた場合の重症化のリスクを大幅に下げることが出来ます。

クマに出会った時の対処法 1位 落ち着いて行動しクマを刺激しない

クマに出会った時の対処法 1位 落ち着いて行動しクマを刺激しない

クマに出会ってしまった際に、最も大切なことは「落ち着くこと」です。

クマも人間を恐れており、多くの場合、自分から積極的に襲ってくることはありません。

大声を出したり、急な動きをしたりするとクマが驚き、パニックになって、攻撃してくる可能性があるため、絶対にやめましょう。

背中を見せて走って逃げると、 時速50km以上で走ってくるクマから、人間が逃げ切ることは不可能です。

クマの追いかける習性を刺激する、最も危険な行動となってしまいます。

また、大声を出したり、物を投げるなどの行為も、クマを興奮させ、攻撃を誘発する結果となります。

死んだふりが有効だとの声を良く耳にするのですが、 これは迷信であり、全く効果はありません。

クマは死んだ動物も食べるため、無抵抗な獲物とみなされ、かえって危険な結果となるでしょう。

番外編 本当に九州にクマは居ないのか?

ここで、第三部を前に番外編として、九州にクマが居ない理由と、今後再び生息し始める可能性について、少しだけお話しておきたいと思います。

番外編 本当に九州にクマは居ないのか?

現在、九州地方に野生のクマは生息していません。

かつてはツキノワグマが生息していましたが、環境省は、2012年に九州のツキノワグマを「絶滅した地域個体群」として、正式に発表しています。

九州は人工林の割合が全国平均より高く、県によっては60%を超えており、スギやヒノキなどの人工林では、クマの主食であるブナやナラの木の実(どんぐり)が少なく、餌不足が生息を困難にしたと考えられています。

また、九州は本州と関門海峡で隔てられているため、一度個体数が減少すると、本州から新たなクマが移動してきて、個体群を補強することが難しかったことも、九州においての絶滅の一因となっています。

絶滅したとされる九州のクマですが、今後再び生息し始める可能性はゼロという訳ではありません。

近年九州の対岸である山口県で、ツキノワグマの目撃情報が増加しており、 最も狭い場所では約600〜700mとされる関門海峡を、クマが泳いで渡る可能性について専門家の間でも議論されています。

しかし、仮に1頭が九州に渡ってきたとしても、そこで繁殖し個体群を形成するには、オスとメスが複数頭渡り、長期間にわたって定着する必要があり、その可能性は極めて低いと考えて良いでしょう。

番外編 本当に九州にクマは居ないのか?

第三部 クマに出会わないための対処法

そもそもクマに出会わないためには、どうしたら良いのでしょうか。

第三部では、クマに出会わないための知識や行動、装備などを、その有効性をもとに順位付けし、ご紹介したいと思います。

クマに出会わないための対処法 第5位 子グマに近づかない

クマに出会わないための対処法 第5位 子グマに近づかない

子グマの付近には必ず母グマがいます。

子グマを守ろうとする母グマは非常に攻撃的になるため、どんなに可愛らしく見えても絶対に近づかないようにしましょう。

冬眠から明けクマが子育てをしている春先は、特に警戒が必要です。

クマに出会わないための対処法 第4位 クマの出没情報を確認する

クマに出会わないための対処法 第4位 クマの出没情報を確認する

事前に自治体やキャンプ場などが発表している、出没情報を確認し、危険な場所には近づかないようにしましょう。

目撃情報が多発しているエリアには、立ち入らないのが最も安全です。

また、キャンプをする場合は、普段から人の気配がある整備されたキャンプ場の方が、クマが近寄りにくく安全です。

クマに出会わないための対処法 第3位 クマの活動が活発な時間・場所を避ける

クマに出会わないための対処法 第3位 クマの活動が活発な時間・場所を避ける

クマの行動パターンを理解し、リスクの高い状況を避けることも重要です。

クマは早朝や夕暮れ時に最も活発に行動する傾向があり、この時間帯に山林に入るのはなるべく避けましょう。

また、新しい糞や足跡を見つけたら、その先には進まず、静かに引き返しましょう。

クマが近くにいる可能性が非常に高いサインとなります。

クマに出会わないための対処法 第3位 クマの活動が活発な時間・場所を避ける

クマに出会わないための対処法 第2位 においを徹底管理する

クマに出会わないための対処法 第2位 においを徹底管理する

キャンプ場などでは、食料や調理後のゴミは、においが漏れないように防臭袋や密閉容器に入れ、車内やクマがアクセスできない場所に、厳重に保管しましょう。

クーラーボックスでは、クマが開けてしまう可能性があるため、十分な対処とは言えません。

また、 テントの中に食料を持ち込んだり、近くで調理すると、においがテントに染み付き、就寝中にクマを引き寄せる原因となり、非常に危険です。

化粧品などもクマを誘引する可能性があるため、使用を控えるのが賢明です。

クマに出会わないための対処法 第1位 音を出して人間の存在を知らせる

クマに出会わないための対処法 第1位 音を出して人間の存在を知らせる

歩くたびに音が鳴るクマ鈴は、最も基本的な対策となり、複数の人がそれぞれ違う音色の鈴を持つと、より効果的とされています。

携帯ラジオを、音量が大きめの状態で流しておくのも有効です。

見通しの悪い場所や、沢の音などで鈴の音が聞こえにくい場所では、定期的に大声を出したり、手を叩いて音を出すことにより、人間の存在をより確実に知らせることができます。

風が強い日や、雨の日、川の近くなどでは、鈴の音などがより届きにくくなるので、ホイッスルや警笛(ベアホーン)など、より大きな音が出るものを併用するのが効果的です。

避けよクマ被害!!サバイブ知識ランキング まとめ

クマから逃れるためのサバイブ知識ランキング、いかがだったでしょうか?

もしも、運悪く出会ってしまった場合は、この動画を参考に、生き残ることに全力を尽くしてください。

これをご覧の皆様が、これからの人生において、動物園以外の場所で、クマと出合わないことを、切に祈りながら最後とさせて頂きます。

避けよクマ被害!!サバイブ知識ランキングを動画で視聴する

今回の記事「避けよクマ被害!!サバイブ知識ランキング」の動画版も作成しております。
宜しければ下記よりご覧になって観て下さい。

避けよクマ被害!!サバイブ知識ランキング

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!