地球上にはたくさんの動物が存在しています。
かっこいい動物や、強い動物、変わった動物など多様性に富んでいます。
中には、ちょっと残念だなぁと思う特性を持った動物や生物たちも存在しています。
そこで今回は、ちょっと残念だと思う動物や生物たちをランキング形式でご紹介していきたいと思います。
あなたも良く知っている意外な動物たちも登場していますので、ちょとした動物雑学として軽く捉えて頂けましたら幸いです。
では早速見ていく事にしましょう。
残念な動物ランキング 15位 マグロ
マグロは、一生口を開けて泳ぎ続けなければ死んでしまいます。
口を開けて泳ぐことで、エラを通過する水から酸素を取り入れてはじめて呼吸が可能となるのです。
つまり、泳ぐのをやめてしまうと窒息してしまうため、一生休むことなく、泳ぎ続けなくてはならないのです。
夜も十分な睡眠をとることは出来ず、少し代謝を低くし、遊泳速度を落としながらも泳ぎ続けます。
ゆっくりと休むことが出来ないなんて、残念というより、可哀そうといったほうが正解なのかも知れません。
残念な動物ランキング 14位 キツツキ
くちばしをコンコンと木に打ち付けて、穴をあけるキツツキ。
1秒間に20回という猛烈なスピードで、木を突っついており、その時に頭にかかる力は、重力の千倍ほどになると言います。
人間で言うと、頭にクルマがぶつかった時と同じくらいの衝撃になるのだとか。
しかし、脳が小さいため、致命的なダメージを受けなくて済んでいるそうです。
キツツキの木を突っつくという行為は、自虐的で残念な行為かも知れません。
残念な動物ランキング 13位 メガネザル
メガネザルの特徴といえば、大きな目ですが、あまりにも目が大きすぎて、眼球を動かすことが出来ません。
少し横を見るだけでも、首ごと動かさないと見ることが出来ません。
何でも良く見えそうなだけに、残念です。
残念な動物ランキング 12位 バク
バクは水の中で糞をする性質を持っています。
その理由は、陸上で糞をすると、その臭いで、肉食動物に気付かれ、襲われやすくなってしまうからなのです。
日本の動物園に初めてバクがやって来たとき、糞をするための水場がなく便秘になってしまい、飼育員がバクにホースで水をかけてやると一気に糞を放出し、事なきを得たそうです。
人の夢を喰って生きると言われているバクですが、夢も糞として放出されていそうで残念です。
残念な動物ランキング 11位 ダチョウ
身長約2.4メートル、体重約140キロもの大きさになるダチョウですが、脳は40グラムほどしかありません。
ダチョウの目玉は、重さ60gほどなので、脳みそは目玉よりも小さいことになります。
体の割に脳みそが小さいため、記憶力がとても悪く、動物園の飼育係の顔も覚えられないそうです。
もしかしたら、自分がなぜがむしゃらに走っているのか、理由も分かっていないのかも知れません。
残念な動物ランキング 10位 チーター
チーターは、動物の中で最速といわれる、時速100キロ以上ものスピードで走ることができます。
速く走るために、頭は小さく、足は細長い体形へと進化をしてきました。
結果、軽量化の代償として攻撃力と防御力を失う事になったのです。
がっしりとした体形が多いライバル肉食獣の中では、最弱レベルです。
他の大型肉食獣に脅されるとすぐに逃げ出し、せっかく捕まえた獲物をハイエナに横取りされることも。
ハイエナに獲物を奪われるチーター自身も、さぞ残念に思っていることでしょう。
残念な動物ランキング 9位 サバンナモンキー
サバンナモンキーは、その名の通りサハラ砂漠の南にある、サバンナに生息するサルです。
メスの気を引くために、色鮮やかなスカイブルーの睾丸を持っており、青ければ青いほど、群れの中でヒエラルキー的に上位に立てるのだとか。
とにかく目立っており、行き過ぎたオスアピールは、残念というより、恥ずかしくなってしまいます。
残念な動物ランキング 8位 コアラ
コアラは、じっと木にしがみついて、あまり動かず、一日中寝ています。
あまり動かないのは、ユーカリの葉に含まれている猛毒のせいなのです。
体内で酵素を作り出し毒を分解する作業は、想像以上の体力を使い、だるくて動けなくなってしまうのです。
ちなみに、コアラは絶対にユーカリの葉しか食べません。
そうなってしまうのが分かっているのならば、ユーカリの葉を食べなければ良いのに、そう思うのは私だけでしょうか?
余程ユーカリの葉がおいしいのでしょうね。
残念な動物ランキング 7位 イリエワニ
動物の中で、最も噛む力が強いと言われているイリエワニ。
6メートルに及ぶ巨体に育つものもいるそうです。
その噛む力は、ティラノザウルスにも匹敵するという研究結果もあるくらいです。
その反面、口を開ける力は、30キロほどしかなく、人間の一般的なおじいちゃん以下の握力しかないそうです。
捕獲する時に、ワニの口をロープで縛っているのはこの性質を利用したものなのでしょう。
どうせなら口を開く力も、最強であって欲しかった、残念です。
残念な動物ランキング 6位 シマウマ
シマウマは、他の種類の馬のように、「ヒヒーン」とは鳴かずに、「ワンワン」と鳴きます。
専門家によると、人間でいえば日本語と英語程度の違いしかないそうですが、何とも滑稽で残念です。
残念な動物ランキング 5位 パンダ
パンダが好んで食べている笹の葉には、ほとんど栄養がありません。
笹は、栄養が少なく、パンダにとっても消化しづらい食べ物のようです。
では、なぜ笹を好んで食べているのでしょうか?
それは、大昔に生存競争に敗れたからなんです。
パンダは熊の仲間ですが、他の熊など強い動物に、住む場所を追われ、笹ぐらいしか食べ物がない高い山に追いやられてしまったのです。
また、パンダが残念なのはこれだけではありません。
強い敵から逃れるため、木に登るのは上手なのですが、降りるのはとても苦手ですぐに落ちてしまうそうです。
残念です。
残念な動物ランキング 4位 ブタ
太っている人を、ブタという言葉で揶揄されることがありますが、実際のブタは体脂肪率は15%程度しかありません。
生まれたての子ブタは、なんと、体脂肪率、2%しかありません。
フィギュアスケートの羽生結弦選手でさえ体脂肪率3%と言いますからこの数値の凄さが分かるというものです。
本来は、太っている人に向って、ブタと言うのは、ブタにとって大変失礼なことかもしれません。
太っているというイメージがついている、ブタさん自身は、非常に残念に思っていることでしょうね。
残念な動物ランキング 3位 ラッコ
ラッコは、石で貝を割って食事をします。
その際に使用する石は、お気に入りのいつも同じ石を使用しています。
一度お気に入りを決めたらずっと使い続けます。
お気に入りの石をなくしたりしたら、新たな理想の石が見つかるまでは、うまく貝を割ることができず、食事も満足にできなくなってしまいます。
石なんて、どれでも良さそうですが、こだわりの強い性格をしているのでしょう。
残念な動物ランキング 2位 キリン
首が長いキリンですが、舌も長く、50センチほどもあります。
残念なポイントはこの長い舌で鼻をほじる事です。
キリンに限らず人間以外の動物は鼻でしか息をすることができません。
鼻くそが詰まってしまうと息ができず、死んでしまう危険性もあります。
そのため長い舌で鼻くそをキレイになめて掃除しているのです。
理由が分かっていても、なぜか残念です。
残念な動物ランキング 1位 アルパカ
アルパカは南米に生息する、ラクダの仲間で、細くてモフモフとした毛が特徴です。
何か嫌なことをされたり、身の危険を感じると唾を吐いて威嚇してきます。
しかし、厳密には、唾と思っていたものは、ゲロなんです。
アルパカはラクダや牛と同じ、複数の胃を持つ反芻動物です。
反芻したゲロを吐きかけてくる残念な動物なのです。
その匂いはとても強烈。
唾でも十分嫌ですが、ゲロだったとは。
残念過ぎです。
残念な動物ランキング まとめ
残念な動物ランキング、いかがだったでしょうか?
見かけだけでは分からない、生物の奥深さを感じることが出来るテーマでした。
今回登場した動物たちを馬鹿にしているわけではなく、親しみや慈しみを込めて記事の作成に努めたつもりです。
残念なのですが、なんか憎めない、お茶目な動物たちの、知られざる生態を少しでも多くの方に知って頂けたら幸いです。
尚、今回ランキング付けをしてはいますが、順位に大した意味はありません。
個人的に驚いた順番程度に捉えて頂けましたら幸いです。
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この掲載記事「残念な動物ランキング」を動画で表現してみました。
動きがあるより楽しいものとなっていますので、是非ご覧になって下さい。