最凶寄生虫ランキング【閲覧注意】

戦慄の寄生虫の世界へようこそ!

通常は目にすることが出来ないだけに、必要以上に私たちの恐怖心を掻き立てる寄生虫たち。

そんな寄生虫たちを、白日のもとに晒すべく、ランキング形式で、その危険性や特徴と共にご紹介したいと思います。

尚、このランキングは。下記の4つの基準をもとに順位付けしております。

4つの選定ルール

1、人間を中間・終宿主、もしくは偶発的宿主としている

2、無治療時の致死率

3、引き起こされる合併症の重篤さ

4、世界的な公衆衛生への影響

では、早速見て行くことにしましょう。

最凶寄生虫ランキング 第20位 アニサキス

最凶寄生虫ランキング 第20位 アニサキス

アニサキスは、幼虫が寄生したサバやイカ、サンマなどの海産魚介類を、生や加熱不足のまま食べる、「経口感染」を原因とします。

本来の終宿主は、クジラやイルカなどの海産哺乳類であり、人間は偶発的宿主となるため、体内では成虫になれず数日で死滅しますが、生きた幼虫が胃や腸の壁に刺入することで、激しい腹痛や嘔吐を引き起こします。

世界的な致死リスクは低いものの、日本など生魚を好む食文化圏での、公衆衛生上の影響は大きく、確実な予防には、中心部までの十分な加熱か、マイナス20度で24時間以上の冷凍が必須となります。

最凶寄生虫ランキング 第19位 ランブル鞭毛虫

最凶寄生虫ランキング 第19位 ランブル鞭毛虫  

ランブル鞭毛虫は、感染者の糞便中に排出されたシスト、(一時的な休眠状態の寄生虫)で汚染された水や野菜などの食品を口にする、「経口感染」を原因とし、小腸内で腸壁に絨毯のようにびっしりと張り付き増殖します。

悪臭を伴う水様下痢や腹痛、ガス、体重減少を招き、致死率は低いのですが、乳幼児の場合は脱水や栄養不良に注意が必要です。

犬や猫などの動物も宿主となる、人獣共通感染症で、日本を含め世界中に分布し、途上国での「旅行者下痢症」の主な原因の一つとして知られています。

最凶寄生虫ランキング 第18位 回虫

最凶寄生虫ランキング 第18位 回虫

回虫は、糞便と共に排出された卵が土壌で成熟し、その卵が野菜や手指などに付着して口から入る、「経口感染」を原因とします。

小腸で孵化した幼虫が血流に乗って、肝臓や肺を巡り、最終的には小腸で、体長15~35cmもの巨大な成虫に成長します。

少数なら無症状ですが、多数寄生や、成虫が腸以外の場所へ迷入することにより、腹痛、栄養不良、腸閉塞、胆管炎などの重篤な症状を起こす危険性を孕んでいます。

日本では、衛生環境の向上により回虫感染は激減し、現在は0.01%以下の感染率と報告されていますが、途上国などの流行地では、生水や生野菜を避けるようにしましょう。

最凶寄生虫ランキング 第17位 鉤虫

最凶寄生虫ランキング 第17位 鉤虫

鉤虫は、糞便と共に排出された卵が土壌で幼虫になり、人の手足などの皮膚から直接侵入する、「経皮感染」が主となります。

皮膚への侵入部位に強い痒みが発現し、体内に入った幼虫は、血流に乗って肺へ移動し、最終的には小腸で約1cmの成虫に成長します。

腸壁に噛み付き吸血するため、鉄欠乏性貧血や、低栄養状態を引き起こし、重度の場合、心不全や、小児の発育障害を招く危険があります。

日本では衛生環境の向上により、現在は感染率1%未満に減少していますが、熱帯・亜熱帯地域の流行地では、裸足で歩かずに靴を履き、農作業や土いじりの際は手袋を使用しましょう。

最凶寄生虫ランキング 第16位 ウェステルマン肺吸虫

最凶寄生虫ランキング 第17位 ウェステルマン肺吸虫

ウェステルマン肺吸虫は、幼虫が寄生した淡水カニや、待機宿主であるイノシシ等の肉を、生や加熱不足のまま食べる、「経口感染」を原因とします。

腸壁を抜けた幼虫が腹腔や横隔膜を経て肺に移動し、嚢胞を作って約1cmの成虫になります。

長引く咳や血痰、胸痛など結核に似た症状が出現し、脳などに迷入すると、頭痛やけいれん、麻痺等の重篤な神経症状を招く危険があります。

日本でも、関東、関西、特に九州での感染が多く見られ、モクズガニやサワガニ等の淡水カニ、イノシシ肉の生食は避けましょう。

食する場合は、中心まで十分に加熱し、生肉を扱ったまな板など調理器具の洗浄も徹底しましょう。

最凶寄生虫ランキング 第15位 バンクロフト糸状虫

最凶寄生虫ランキング 第15位 バンクロフト糸状虫

バンクロフト糸状虫は、感染した蚊の吸血時に、幼虫が皮膚から侵入する、蚊を媒介とした、「経皮感染」を原因とします。

成虫は最長10cm、太さ0.3mm程の大きさで、リンパ管やリンパ節に寄生し、夜間に血液中を移動する特徴があります。

リンパ管を破壊し、足などが巨大化する「象皮病」や、陰嚢水腫を引き起こし、致死率は低いのですが、重度の身体的障害や後遺症を招く危険があります。

かつては日本の九州や沖縄を中心に分布し、あの西郷隆盛も感染していたことで知られていますが、現在では、駆虫薬の普及と衛生環境の向上により、日本での自然感染は完全に撲滅されています。

最凶寄生虫ランキング 第14位 回旋糸状虫

最凶寄生虫ランキング 第14位 回旋糸状虫

回旋糸状虫は、感染したブユが吸血する際、幼虫が皮膚から侵入する、「経皮感染」を原因とします。
成虫は最長80cmにも達し、太さ約0.3mmと非常に細長い糸状で、皮下にできた結節の中で、丸まって寄生しています。

産み出された無数の子虫(ミクロフィラリア)が、皮膚や眼の組織を移動することで、激しい皮膚の痒みや皮下結節が生じるほか、幼虫が眼の組織に侵入すると視力が低下し、最終的には永久的な失明(河川盲目症)を引き起こします。

日本には常在していませんが、アフリカなどの急流河川周辺などでは、媒介するブユに刺されないよう、防虫剤や長袖・長ズボンの着用を徹底しましょう。

最凶寄生虫ランキング 第14位 回旋糸状虫 ブユ

最凶寄生虫ランキング 第13位 肝吸虫

最凶寄生虫ランキング 第13位 肝吸虫

肝吸虫は、幼虫が潜むコイ科の淡水魚を生や加熱不足のまま食べる、「経口感染」を原因とします。

最大体長2.5cm、幅5mm程度の平たい笹の葉状をしており、人の体内に入った幼虫は、肝臓内の胆管に定着して、20年以上も生存することがあります。

多数寄生や長期化により、腹痛、下痢、肝腫大、黄疸、胆管炎などを引き起こし、特に慢性的な感染は、「胆管がん」の発症リスクを著しく高めるため非常に危険です。

かつては日本でも、全国各地に流行地がありましたが、現在では新規の土着感染は極めて稀で、輸入淡水魚の生食や海外渡航時の感染が主になります。

最凶寄生虫ランキング 第12位 旋毛虫

最凶寄生虫ランキング 第12位 旋毛虫

旋毛虫は、幼虫が潜む、クマ肉やイノシシなどの野生鳥獣肉(ジビエ)を、生や加熱不足のまま食べる、「経口感染」を原因とします。

成虫は最大4mm程度で、筋肉内に潜む被嚢幼虫は、約0.1mmと極小です。

初期段階では下痢や腹痛、その後幼虫が全身の筋肉へ移行すると、高熱、強い筋肉痛、眼瞼の浮腫が生じ、重症化すると心筋炎や脳炎を併発し、死亡する危険もあります。

現在は日本国内で市販される豚肉での、感染リスクはありませんが、クマ肉の生食や加熱不足による、集団感染事例が報告されており、昨今のジビエブームにより注意喚起がされています。

最凶寄生虫ランキング 第11位 単包条虫

最凶寄生虫ランキング 第11位 単包条虫

単包条虫は、感染した犬などの糞便に含まれる卵が、手指や飲食物を介して口から入る、「経口感染」を原因とします。

成虫は最大で7mm程度ですが、人の体内に形成される嚢胞は数cmから20cm以上の巨大な球状に成長します。

肝臓や肺などに嚢胞を形成し、臓器を圧迫して腹痛や黄疸、呼吸困難を招き、嚢胞が破裂すると、致死的なアナフィラキシーショックを起こす危険もあります。

現在日本での土着感染はないのですが、海外の流行地での犬との過度な接触を避け、触れた後は手洗いを徹底し、汚染された生水や未洗浄の生野菜の飲食も避けましょう。

最凶寄生虫ランキング 第10位 トキソプラズマ

最凶寄生虫ランキング 第10位 トキソプラズマ

トキソプラズマは、加熱不足の肉を食べたり、猫の糞に排出された卵が土や野菜を介して口に入る、「経口感染」を原因とします。

肉眼では見えない単細胞の原虫で、長さ約4〜7μと極めて小さく、三日月型をしています。

健康な人は感染しても無症状か風邪程度ですが、妊婦が初感染すると胎児に移行し、先天性トキソプラズマ症と呼ばれる、流産や、脳、眼の障害を招く危険があります。

日本人の抗体保有率(過去の感染歴)は10%程度とされますが、現在も先天性感染が報告されており、猫のトイレ掃除後の手洗いを徹底し、妊婦は猫のフンの処理は避けましょう。

基本的には、終宿主はネコ科の動物で、感染したネズミは、驚くべきことに、「猫の尿の匂いを恐れなくなる」ように脳を操られます。

自ら猫に捕食されやすくなることで、トキソプラズマ自身が、猫の体内へ確実に戻るという、恐るべき生存戦略を持っています。

最凶寄生虫ランキング 第10位 トキソプラズマ ネコ

最凶寄生虫ランキング 第9位 糞線虫

最凶寄生虫ランキング 第9位 糞線虫

糞線虫は、土壌中の幼虫が手足などの皮膚から直接侵入する、「経皮感染」を原因とします。

腸管内に寄生するメスの成虫は約3mm、感染源となる幼虫は約0.5mm程の大きさです。

健康な人は無症状か下痢程度ですが、ステロイド使用やHTLV-1感染などで免疫が低下すると、幼虫が激増して全身の臓器に散らばる、「播種性糞線虫症」となり、致死的な敗血症や髄膜炎を招く危険があります。

腸内で孵化した幼虫が便として排出される前に、腸壁や肛門周囲の皮膚から再侵入する、「自家感染」を繰り返し、60年以上も宿主の体内でひっそりと生き続ける、驚異の生存能力を持ったものも報告されています。

かつて日本でも沖縄や奄美地方などで流行しましたが、現在は新規感染こそ稀ですが、数十年前に感染した高齢者の間で、重症化リスクがまだ残っています。

最凶寄生虫ランキング 第8位 赤痢アメーバ

最凶寄生虫ランキング 第8位 赤痢アメーバ

赤痢アメーバは、シストに汚染された飲食物の摂取や、性的接触による、「経口・糞口感染」を原因とします。

顕微鏡サイズの単細胞原虫で、活動する栄養型は約15〜60μ、感染源となるシスト(嚢子)は約10〜20μと極小です。

腸壁を破壊し、イチゴゼリー状の粘血便(アメーバ赤痢)を引き起こし、血流に乗って肝臓に達すると、「アメーバ性肝膿瘍」を形成し、これが破裂すると致死的となる高い危険があります。

日本でも、年間数百例の報告があり、現在は海外渡航歴のない国内感染、性的接触や福祉施設での集団感染が主流となっています。

国内では、口と肛門の接触など、性的接触を介した感染が多いため、コンドームの使用など衛生的な行動が予防には重要です。

最凶寄生虫ランキング 第7位 日本住血吸虫

最凶寄生虫ランキング 第7位 日本住血吸虫

日本住血吸虫は、中間宿主の巻貝、「ミヤイリガイ」から水中に放出された幼虫が、水に触れた人間の皮膚を破って侵入する、「経皮感染」を原因とします。

成虫は最長2cm程で、血管(静脈)内で、雌雄が抱き合った状態で寄生します。

産み落とされた卵が肝臓に詰まって、肝硬変や腹水を起こし、最悪の場合は死に至ってしまいます。

1996年に、最大の流行地であった山梨県で終息宣言が出され、現在の国内感染はゼロとなっていますが、中国や東南アジアの一部では現在も流行しています。

長年に渡り、原因不明の奇病として人々を苦しめましたが、原因究明のための患者の献体や、水路をコンクリート化して、ミヤイリガイを殺滅する作戦など、100年以上にわたる、官民一体の闘いの末に制圧に成功しました。

本寄生虫の撲滅に成功したのは、世界でも日本だけであり、公衆衛生史に残る偉業として語り継がれています。

最凶寄生虫ランキング 第7位 日本住血吸虫 ミヤイリガイ

最凶寄生虫ランキング 第6位 クルーズトリパノソーマ

最凶寄生虫ランキング 第6位 クルーズトリパノソーマ

クルーズトリパノソーマは、吸血昆虫「サシガメ」に血を吸われた際、傷口や眼の粘膜に虫の糞がすり込まれる、「経血・経粘膜感染」を原因とします。

大きさは、約15〜60μと顕微鏡サイズで、主に中南米で「シャーガス病」を引き起こす、寄生原虫として知られています。

感染後、数十年もの間、無症状で潜伏し、後に重篤な心不全などの心疾患や巨大結腸症、巨大食道症を引き起こし、突然死の原因にもなります。

日本での自然感染はゼロですが、流行地からの移住者等の感染例が存在するため、献血を通じた二次感染を防ぐべく、現在は献血時の問診等の対策が取られています。

進化論で知られるチャールズ・ダーウィンは、航海中に南米でサシガメに刺されたと日記に記しており、晩年の体調不良や死因は、シャーガス病だったという説が有力です。

最凶寄生虫ランキング 第6位 クルーズトリパノソーマ サシガメ

最凶寄生虫ランキング 第5位 有鉤条虫

最凶寄生虫ランキング 第5位 有鉤条虫

有鉤条虫は、加熱不十分な豚肉を食べたり、感染者の便に出た、虫卵が手や飲食物を介して口に入る、「経口感染」を原因とします。

成虫は最長7mにも達し、成虫が腸に寄生するだけなら軽症ですが、虫卵が口に入り幼虫が全身に散らばる、「有鉤嚢虫症」は極めて危険で、脳や眼に寄生すると、てんかん発作や失明を引き起こすため、外科手術が必要となり、最悪は死に至ることもあります。

日本国内の豚からの感染は現在はほぼありませんが、海外の中南米・アジア・アフリカ等、流行地からの帰国者などの輸入感染例が散発しています。

頭部に腸壁へしがみつくための「フック(鉤)」を持つことが名前の由来となっており、感染者の嘔吐等で、腸内の卵が胃に逆流し、体内で孵化して重症化する、「自家感染」の恐怖もある厄介な寄生虫です。

最凶寄生虫ランキング 第5位 有鉤条虫 失明

最凶寄生虫ランキング 第4位 ドノバンリーシュマニア

最凶寄生虫ランキング 第4位 ドノバンリーシュマニア

ドノバンリーシュマニアは、体長わずか数ミリの吸血昆虫「サシチョウバエ」に刺されることによる、「経皮感染」を原因とします。

大きさは約2〜5μの顕微鏡サイズで、致死率の高い「内臓リーシュマニア症(カラアザール)」を引き起こし、発熱、体重減少、赤血球の減少、肝臓と脾臓の腫脹などの症状が発現します。

さらに、免疫細胞内で増殖し、肝臓や脾臓を巨大化させ、未治療だと重度の貧血や免疫不全を併発し、数年以内にほぼ100%パーセント死に至ります。

国内に媒介するハエはおらず、自然感染はゼロですが、流行地からの渡航者や帰国者による、輸入感染例が稀に報告されます。

ヒンディー語で「黒い熱(カラアザール)」と呼ばれ、皮膚が黒ずむのが特徴で、本来なら外敵を消化、退治するはずの、「人間の免疫細胞」にわざと飲み込まれ、その内部を安全地帯として増殖するという、まるでトロイの木馬のような、非常に狡猾な生存戦略を持っています。

最凶寄生虫ランキング 第4位 ドノバンリーシュマニア サシチョウバエ

最凶寄生虫ランキング 番外編

ここで、ベスト3を前に、番外編として、人体に与える危険度は低いのですが、印象的であったり、大きな衝撃を与えられた、3種についてもご紹介しておきたいと思います。

最凶寄生虫ランキング 番外編① サナダムシ

最凶寄生虫ランキング 番外編① サナダムシ

サナダムシは、幼虫が寄生したサケやサクラマスなどの魚を、刺身などで生食、または加熱不足で食べることで感染します。

人間の腸内で成長すると、体長5〜10メートルにも達し、そんな巨大な寄生虫が体内に寄生し、それにも関わらず、無症状のことも多いという事実には、大きな衝撃を与えられます。

症状が発現しても、軽い腹痛や下痢などの胃腸障害が主で、稀にビタミンB12欠乏による貧血を起こす程度です。

日本は、生魚を好む食文化のため、現在もサケ類を原因とする感染例が、毎年報告されています。

名前の由来は、戦国時代の真田氏が用いた平らな紐、「真田紐」に形が似ていることから来ており、過去に「お腹に飼って痩せるダイエット」の都市伝説が広まりましたが、健康被害のリスクがあるため絶対にやめておきましょう。

最凶寄生虫ランキング 番外編② ニキビダニ

最凶寄生虫ランキング 番外編② ニキビダニ

ニキビダニは、乳幼児期に、親との頬ずりや授乳などの、直接的な肌の接触を通じて感染します。

体長は約0.1〜0.4mmと、肉眼では見えない顕微鏡サイズで、感染を完全に防ぐことは不可能で、その必要もありません。

余分な皮脂を食べる無害な常在ダニですが、ストレスや不衛生などで異常繁殖すると、ニキビに似た吹き出物や、赤ら顔を引き起こすことがあります。

驚くべきことに、日本を含む世界中の成人の、ほぼ100%に寄生しており、誰もが顔で飼っています。

夜行性であり、人間が寝ている間に、毛穴から這い出して、交尾活動を行うという、少しホラーな生態を持っています。

最凶寄生虫ランキング 番外編③ 蟯虫

最凶寄生虫ランキング 番外編③ 蟯虫

蟯虫は、人間の腸内のみで発育する寄生虫で、手指やホコリなどに付着した「卵」を口から飲み込んでしまうことで感染します。

重症化することは稀ですが、夜間に肛門周囲が強く痒くなるため、睡眠障害やイライラ感、集中力低下の原因になります。

日本では、2016年まで小学3年生以下の蟯虫検査が義務化されていましたが、衛生環境の改善により、子どもの蟯虫保有率が、著しく低下したため、沖縄など一部地域を除き、廃止となっています。

このようなセロファン式の検査キットを、肛門に押し当て、小学校に提出していたのも、今は懐かしい思い出です。

最凶寄生虫ランキング 番外編③ 蟯虫 セロファン

いよいよベスト3の発表です。

最凶寄生虫ランキング 第3位 エキノコックス

最凶寄生虫ランキング 第3位 エキノコックス

エキノコックスは、キタキツネや犬などの感染した動物の糞に混じった虫卵が、沢水や山菜、土いじり後の手を介して口に入る、「経口感染」を原因とします。

成虫は約2〜7ミリ程度ですが、人の体内で増殖する幼虫の塊、包虫は進行すると、数十cmにまで巨大化します。

10〜20年もの長い無症状の潜伏期間を経て、幼虫が肝臓などでがん細胞のように無数に増殖し、肝機能障害が現れ、放置すると肺や脳へ転移し、高い確率で死に至ります。

長らく北海道の風土病でしたが、近年は愛知県など本州の野犬等からも確認され、生息域の拡大が警戒されています。

人間は本来の宿主ではなく、偶発的宿主にあたるため、人の体に入った幼虫は成虫にはなれず、行き場を失った幼虫が臓器内で無限増殖し続けるという、寄生虫にとっても人間にとっても、不幸な結末を迎える、「迷入」の典型例となっています。

最凶寄生虫ランキング 第3位 エキノコックス キタキツネ

最凶寄生虫ランキング 第2位 ブルーストリパノソーマ

最凶寄生虫ランキング 第2位 ブルーストリパノソーマ

ブルーストリパノソーマは、吸血昆虫「ツェツェバエ」に刺されることで血中に侵入する、「経皮感染」を原因とします。

大きさは約15〜30μと顕微鏡サイズで、アフリカのサハラ以南で、致死性の「アフリカ睡眠病」を引き起こす寄生原虫として知られています。

初期症状は発熱やリンパ節腫張程度ですが、原虫が脳の中枢神経に達すると、睡眠周期が狂い、昏睡状態に陥り、未治療の場合、最終的にはほぼ100%死に至ります。

日本には媒介するツェツェバエが生息していないため、自然感染はゼロですが、アフリカ渡航者による輸入感染例が稀に報告されます。

末期になると昼夜逆転や強い傾眠を示し、「眠るように亡くなる」のが病名の由来となっています。

また、この寄生虫は、自身の表面を覆うタンパク質をコートのように次々と、数千パターンにも及んで「着替える」ことで、人間の免疫システムの攻撃を巧みにすり抜ける、驚異的な生存戦略を持っています。

最凶寄生虫ランキング 第2位 ブルーストリパノソーマ ツェツェバエ

最凶寄生虫ランキング 第1位 熱帯熱マラリア原虫

最凶寄生虫ランキング 第1位 熱帯熱マラリア原虫

熱帯熱マラリア原虫は、感染したメスの「ハマダラカ」に刺されることで人体へ侵入する、「経皮感染」を原因とします。

大きさは約1〜1.5μ程度と極小で、人間の赤血球内に入り込みます。

寄生した赤血球を血管壁に付着させ、脾臓での破壊(免疫)から逃れる狡猾な性質があり、脳症などを引き起こして重症化しやすく、致死率が高いことが最大の特徴です。

現在、日本国内での土着感染はありませんが、流行地からの帰国者が発症する「輸入マラリア」が、年間数十例報告されています。

「鎌状赤血球」の遺伝子を持つ人は、本原虫が増殖しにくいため、流行地ではこの遺伝子を持つ人が生存に有利だったという、人類進化と深い関わりがあるようです。

最凶寄生虫ランキング 第1位 熱帯熱マラリア原虫 ハマダラカ

最凶寄生虫ランキング まとめ

最凶寄生虫ランキング、いかがだったでしょうか?

非常に恐ろしく、怖い世界を見ると同時に、寄生虫に対処する方法を知ることが出来ました。

目に見えないミクロサイズの寄生虫ほど、危険度が高い傾向にあるようです。

また、肉や魚、野菜を食べることが怖くなったのは私だけでしょうか?

尚、この記事のランキングは、あくまで私個人の独断と偏見をもとに、順位付けしたものに過ぎません。

エンターテイメントの範疇として捉えて頂けましたら幸いです。

最凶寄生虫ランキングを動画で視聴する

今回の記事「最凶寄生虫ランキング【閲覧注意】」の動画版を作成してみました。
より生々しく、リアルな素材を豊富に使用しております。
こちらも是非ご覧になって観て下さい。

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