優しい犬種が大集合!!
世界には700種類以上のワンちゃんが存在すると言われています。
今回は、その中でも、性格がやさしい犬種は何なのか順位付けし、その特徴と共にご紹介したいと思います。
尚、性格は個体差や育つ環境により変わって来ることを念頭に、ご覧頂けましたら幸いです。
では、早速見て行くことにしましょう。
やさしい犬種ランキン 15位 柴犬

柴犬は、日本犬らしい凛々しい顔立ちと、くるりと巻いた尾が特徴的な中型犬です。
JKC(ジャパンケネルクラブ)犬種標準では、「性格は勇敢で、独立心が強く、飼い主には忠実」とされています。
古くから日本の家庭犬として飼育されてきた歴史の中で、飼い主家族への忠誠心や我慢強さなどが重視されてきました。
「優しい」というよりは、「愛情深い」「忠実」「勇敢」といった表現の方がより適切かもしれません。
独立心が強く頑固な一面もあるため、訓練には根気が必要です。
やさしい犬種ランキン 14位 パピヨン

パピヨンは、蝶のような形の大きな耳が特徴で、優雅で華やかな雰囲気を持つ小型犬です。
JKCの犬種標準では、「性格は陽気で快活、人懐こい、愛情深く、遊び好き」とされています。
古くから愛玩犬として改良されてきたため、人とのコミュニケーションを重視する性格が育まれており、小型犬の中でも、攻撃性が低いとされています。
性格傾向調査の結果も、攻撃性が低く、社交性が高い傾向が示されています。
やさしい犬種ランキン 13位 セント・バーナード

セント・バーナードは、 大型で筋肉質な体格と、温厚そうな顔立ち、たるんだ皮膚を特徴としています。
JKCの犬種標準では、「性格は穏やかで、辛抱強く、子供に対しては非常に優しい」とされています。
救助犬としての長い歴史を持ち、遭難者の救助という任務を遂行するために、冷静沈着で温厚な性格を求められてきたことが、犬種としての性格形成に大きな影響を与えています。
性格傾向調査の結果も、特に温厚で穏やかな傾向を示しています。
やさしい犬種ランキン 12位 グレート・デーン

グレート・デーンは、非常に大型で威圧感のある外見をしており、優雅で堂々とした風格を持っています。
JKCの犬種標準では、「性格は友好的で、愛情深く、家庭犬として適している」とされています。
元々は狩猟犬や番犬として使役されていましたが、近年は家庭犬としての改良が進み、温厚な性格が重視されるようになりました。
室内でのんびり過ごすことを好み、家庭犬として飼いやすい一面もあります。
やさしい犬種ランキン 11位 ビーグル

ビーグルは、垂れ耳と愛らしい顔立ちを特徴とする中型犬です。
JKCの犬種標準では、「性格は陽気で、友好的、好奇心旺盛」とされています。
群れで狩りをするパックハウンドとして改良されてきた歴史を持ち、協調性や社交性が高く、他の犬や人とも友好的に接する性格が育まれてきました。
遊び好きで活発なので、一緒に遊ぶことで楽しい時間を過ごすことが出来るでしょう。
非常に運動量が多く、十分な運動時間を確保できる環境が必要となります。
また、嗅覚が優れているため、脱走や拾い食いにも注意が必要です。
やさしい犬種ランキン 10位 シベリアン・ハスキー

シベリアン・ハスキーは、精悍で力強い印象を与える、オオカミのような外見と、美しいブルーやオッドアイが特徴的な大型犬です。
JKCの犬種標準では、「性格は友好的で、穏やか、外向的」とされています。
そり犬として集団で行動してきた歴史から、協調性や社交性が高く、人間や他の犬とのコミュニケーションを円滑に行う性格が育まれてきました。
人間に対して非常に友好的で、見知らぬ人にも同様に接することが出来ます。
非常に多くの運動量を必要とする犬種ですので、毎日の十分な運動と暑さ対策が必要不可欠となります。
やさしい犬種ランキン 9位 狆

狆は、鼻ぺちゃで愛らしい顔立ちの、優雅でオリエンタルな雰囲気を持つ小型犬です。
JKCの犬種標準では、「性格は温和で、愛情深く、上品」とされています。
古くから日本の皇族や貴族に愛されてきた愛玩犬であり、穏やかで上品な性格が重視されてきました。
飼い主さんへの愛情が深く、甘えることを好み、無駄吠えも少なく、静かで落ち着いているため、集合住宅でも飼いやすいでしょう。
ただし、暑さには弱いため、温度管理に注意を払ってあげましょう。
やさしい犬種ランキン 8位 パグ

パグは、しわくちゃの顔と、つぶれた鼻を特徴とし、愛嬌のある表情が魅力的な小型犬です。
JKCの犬種標準では、「性格は陽気で快活、愛嬌があり、人懐っこい」とされています。
古くから愛玩犬として改良されてきたため、人とのコミュニケーションを重視する性格が育まれてきました。
社交性が高く、子供や他の犬とも仲良くでき、遊び好きで陽気なので、一緒に遊ぶことで楽しい時間を過ごせます。
肥満になりやすいため、食事管理と適度な運動が重要となるでしょう。
やさしい犬種ランキン 7位 バーニーズ・マウンテン・ドッグ

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、がっしりとした体格と温厚そうな顔立ち、美しいトライカラーの被毛が特徴的な大型犬です。
JKCの犬種標準では、「性格は穏やかで、愛情深く、子供に対しては非常に優しい」とされています。
農耕犬や牧畜犬として使役されてきた歴史から、温厚で従順、辛抱強い性格が育まれてきました。
子供や他の動物にも優しく接することができ、家庭犬としても適しています。
暑さに弱い犬種なので、夏場の温度管理には十分な注意が必要です。
やさしい犬種ランキン 6位 フレンチ・ブルドッグ

フレンチ・ブルドッグは、筋肉質でがっしりとした体型、コウモリのような大きな耳と、愛嬌のある顔立ちが特徴的な小型犬です。
JKCの犬種標準では、「性格は陽気で快活、愛嬌があり、人懐っこい」とされています。
愛玩犬として改良されてきた歴史を持ち、人とのコミュニケーションを重視する性格が育まれてきました。
性格傾向調査も、社交性が高く、友好的な傾向を示す結果となっています。
暑さに弱く、呼吸器系や皮膚疾患にもかかりやすいため、温度管理や清潔な環境を保つことが重要となります。
やさしい犬種ランキン 5位 トイ・プードル

トイ・プードルは、巻き毛と、ぬいぐるみのような愛らしい顔立ちを特徴とする小型犬です。
JKCの犬種標準では、「性格は知的で活発、人懐っこく、愛情深い」とされます。
元々は水猟犬でしたが、近年は愛玩犬としての改良が進み、人とのコミュニケーションを重視する性格が育まれてきました。
性格傾向調査も、知的で訓練性能が高く、人懐っこいという結果が示されています。
抜け毛が非常に少ないため、アレルギー体質の人でも、比較的飼いやすい犬種です。
やさしい犬種ランキン 4位 ラブラドール・レトリバー

ラブラドール・レトリバーは、筋肉質でがっしりとした体格と、賢そうな顔立ち、短い被毛を特徴とする大型犬です。
JKCの犬種標準では、「性格は温厚で、人懐っこく、知的で、訓練性能が高い」とされています。
狩りの際に獲物を回収する役割を担う、レトリバー種として改良されてきたため、人間との協調性や従順性、穏やかな性格が重視されてきました。
盲導犬や介助犬として世界中で活躍している実績が、温厚でやさしく、人懐っこい性格の何よりの証拠と言えるでしょう。
子供や他の動物にも優しく接することができ、家庭犬としても非常に適しています。
やさしい犬種ランキング 番外編
ここで、ベスト3を前に、番外編として、気性が荒いことで知られる代表的な2種をご紹介しておきたいと思います。
やさしい犬種ランキング 番外編① アメリカン・ピット・ブル・テリア

アメリカン・ピット・ブル・テリアは、中型犬でありながら、非常に筋肉質で、パワフルで引き締まった体躯をしています。
顎の筋肉が発達しており、咬合力も強く、非常に勇敢で、危険を恐れない性質を持ちます。
闘犬として選抜・繁殖されてきた歴史があり、闘争心や攻撃性を極限まで高めるように意図的に繁殖されてきました。
アメリカでは、2021~2022年の1年間で、400件以上のピットブルによる事故が発生しており、そのうち1割近くが死亡事故につながっています。
世界各地でも同様の事故が発生しており、危険な犬種として認識されています。
やさしい犬種ランキング 番外編② 土佐犬

土佐犬は、日本犬の中で最も大型で、筋肉質で骨太、非常に力強く、堂々とした風格をまとっています。
江戸時代後期から明治時代にかけて、日本の闘犬文化の中で発展してきた犬種で、様々な犬種を交配し、闘犬として強く、勇敢で、闘争心の強い犬を選抜・繁殖してきた歴史が、その性格に深く刻み込まれています。
イギリスやフランス、ドイツなどでは「危険犬種」に指定されており、飼育の規制や管理が義務付けられている一方、日本では、一部の自治体で規制されているのみで、飼主の管理不十分による咬傷事故があとを絶ちません。
しかし、先ほど登場したアメリカン・ピット・ブル・テリアにも言えることですが、適切な飼育環境、訓練によって、その潜在的なリスクを大幅に軽減し、愛情深く忠実な家庭犬として共に暮らすことも可能です。
やさしい犬種ランキン 3位 シーズー

シーズーは、長く豊かな被毛と、鼻ぺちゃで愛らしい顔立ちが特徴的な小型犬です。
JKCの犬種標準では、「性格は陽気で快活、愛嬌があり、人懐っこい」とされています。
古くから中国の宮廷で愛玩犬として飼育されてきた歴史があり、穏やかで愛嬌のある性格が重視されてきました。
飼い主への愛情が深く、甘えることを好み、穏やかで優しく、攻撃性が低いとされています。
トリミングを必要とし、暑さに弱い点は注意が必要です。
やさしい犬種ランキン 2位 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、大きな瞳と垂れ耳で、愛らしい雰囲気を持った小型犬です。
この長い名前には、イギリスのチャールズ王への敬意と、「中世の騎士」と言った意味が込められており、一般的にはキャバリアと略されることが多いようです。
JKCの犬種標準では、「性格は穏やかで、愛情深く、人懐っこく、遊び好き」とされています。
古くからイギリス王室で愛玩犬として飼育されてきた歴史があり、穏やかで人懐っこい性格が重視されてきました。
遊び好きでコミュニケーションもとりやすいため、はじめて犬を飼う人にもおすすめです。
やさしい犬種ランキン 1位 ゴールデン・レトリバー

ゴールデン・レトリバーは、筋肉質で均整の取れた体格をしており、優しく穏やかな顔立ちと、美しい金色の被毛を特徴とする大型犬です。
JKCの犬種標準では、「性格は温厚で、人懐っこく、知的で、訓練性能が高い」とされています。
狩りの際に、獲物を回収するレトリバー種として改良されて来た長い歴史を持つことから、知的で従順、機敏で、優しい気質を備えています。
盲導犬や介助犬、セラピードッグなど、人のために働く犬種として、広く活躍していることから、その献身性と優しさを伺うことが出来ます。
逆に、誰に対しても友好的であるため、番犬には向かないのはご愛敬です。
ゴールデン・レトリバーの1位に、異論がある方は少ないのではないでしょうか。
やさしい犬種ランキン まとめ
やさしい犬種ランキング、いかがだったでしょうか?
1位のゴールデンレトリバーは大方の予想通りといったところでしょう。
もう少し上位は、大型犬に偏ると思っていたのですが、小型犬も多くランクインしたのは意外でした。
尚、この記事の内容は、あくまで私個人の独断と偏見をもとに、順位付けしたものに過ぎません。
エンターテイメントの範疇として見て頂けましたら幸いです。
やさしい犬種ランキングを動画で視聴する
今回の掲載記事「やさしい犬種ランキング」は、動画版をご覧頂く事が可能です。
多くの動画や画像を取り入れ、より楽しく分かりやすいものになっております。
是非ご覧になって観て下さい。