動物がうんこ、糞をするのは当たり前の事ですが、臭いし汚いので、なるべく近づきたくないのが普通の感覚でしょう。
しかし、動物たちの中には、うんこを様々なことに利用する動物たちも存在します。
また、変わったうんこをしたり、命がけでうんこをする動物たちも存在します。
そこで今回は、動物たちのうんこや糞にまつわる面白い雑学を、ランキング形式でご紹介していきたいと思います。
では早速見ていくことにしましょう。
動物のウンコ雑学ランキング 8位 ハイエナのうんこは白い
「サバンナの掃除屋」の異名を持つハイエナは、獲物の骨まで食べ尽くすほどの頑丈な歯とあごを持っています。
骨までゴリゴリと食べるのですが、さすがに消化することはできないので、うんこにして出してしまいます。
なので獲物を骨まで食べた後のハイエナのうんこは、白くて硬い、骨入りのうんこに仕上がるのです。
ビジュアルが気になる方は「ハイエナのうんこ」で画像検索をかけてみて下さい。
動物のウンコ雑学ランキング 7位 ウォンバットのうんこは四角い
ウォンバットは、オーストラリアやタスマニア島に生息する可愛らしい動物です。
一日に、80~100個もの、サイコロ状の四角いうんこをすることで知られています。
ウォンバットのうんこが四角くなるのは、肛門が四角いからではなく、エサの消化に14~18日もの日数を要し、極度に圧縮されるため四角になると言われています。
また、ウォンバットは、うんこを自分の縄張りの目印に使うため、転がりにくいという利点もあるようです。
ビジュアルが気になる方は「ウォンバットのうんこ」で画像検索をかけてみて下さい。
まるでチョコキューブみたいで、間違えて食べちゃいそうです。
動物のウンコ雑学ランキング 6位 ナマケモノは週に1回うんこをするためだけに木から下りる
木の上で、じっと動かず省エネ生活を送るナマケモノですが、おおよそ1週間に一度だけ、うんこをするためだけに地上におりてきます。
なぜそんなに、うんこの頻度が少ないのかというと、ナマケモノにとって排便は、命懸けの行為だからなのです。
ナマケモノの死因の50%近くは、地上付近で捕食者に襲われることによるもの。
ジャガーやピューマなどの天敵から身を守るため、なるべく少ない回数で、手早く排便を済ませなければならないのです。
ナマケモノの一日の食事量は8gほどと、極端に少食なため、週に1回のうんこで済んでいます。
本当はもっとおなかいっぱいエサを食べたいと思っているかも知れませんね。
動物のウンコ雑学ランキング 5位 カバはうんこを道しるべにする
カバは、夜のうちに、川から上がって数キロ離れた場所へ草を食べに行きます。
カバは、非常に皮膚が弱く、夜明けまでに川に戻らなければ日光で火傷をしてしまいます。
そのため、しっぽでうんこを撒き散らしながら、匂いを残し、迷子にならないよう道しるべにしているのです。
まるでグリム童話のヘンゼルとグレーテルが、道しるべにパンくずを撒いたあのお話のようです。
ウンコなら、小鳥に食べられる心配もなく、合理的ですね。
動物のウンコ雑学ランキング 4位 クマは冬眠中、おしりの穴をウンコで塞いでおく
クマは冬眠中、飲まず食わずでも平気です。
冬眠中は、お漏らしをしないように、その名もズバリ「止め糞」という、硬いうんこでお尻を塞いでいるそうです。
ちなみに、おしっこは、溜まったものが再び体に吸収され、漏れないようになっているのだとか。
春になり、冬眠から目覚めると、柔らかい草をたくさん食べることにより、お腹にガスを溜め、おならで「止め糞」を、シャンパンのコルクさながらに、勢いよく吹き飛ばすそうです。
便秘からの解放にも似た、爽快感が味わえそうですね。
動物のウンコ雑学ランキング 3位 ウサギは自分のうんこを肛門から直接食べる
ウサギのウンコというと、コロコロとした丸いものを思い浮かべる人が多いことでしょう。
これは「硬糞」と呼ばれているものです。
ウサギは硬糞とは別に、軟らかなクリーム状の「軟糞」をする時があります。
「軟糞」は深夜から早朝にかけて、人目のつかない時間帯に排出し、これを肛門から直接食べてしまいます。
ウサギの主食である草は、消化が難しく、栄養価も高いものではありません。
そこでウサギは、十分に消化・吸収できなかった草を、盲腸へと送り込みます。
盲腸内の微生物の働きにより、繊維質を細かく分解された便は、ビタミンとタンパク質が豊富に含まれた、盲腸便に変身を遂げます。
その盲腸便、軟糞を肛門から直接食べて栄養補給をしているのです。
動物のウンコ雑学ランキング 2位 コアラの赤ちゃんはお母さんのウンコを食べて育つ
コアラの赤ちゃんは、お母さんのポケットの中でお母さんのウンコを食べて育ちます。
お母さんが赤ちゃんに与えるウンコは、無味無臭で、食べやすいようにペースト状になっています。
ウンコと言うより、ユーカリの葉が消化されかけた「離乳食」のようなもの、と考えた方が適切でしょう。
ユーカリの葉には毒があり、お母さんがその毒素を弱めて、与えているという訳なのです。
またこの特別なうんこは、赤ちゃんを育てている期間にしか出ません。
人間の母乳のような、愛情深いうんこなのです。
動物のウンコ雑学ランキング 1位 ゴリラは求愛行動でウンコを投げる
ゴリラは、求愛行動でウンコを投げる習性を持っています。
私たち人間から見ると、嫌われるどころの騒ぎでは済まない、とんでもない行為ですよね。
しかしゴリラにとっては立派な愛情表現の一つなのです。
一方で、ゴリラは威嚇行為としてうんこを投げる場合もあります。
動物園などでは十分に注意しましょう。
それにしてもなんでうんこを投げるのでしょう。
私は、うんこは柔らかく、当たってもケガしないからではないか?
「良いもの食べてるぜ、臭いを嗅いでみろよ」そんな感じではないかなと思っています。
あなたは、なぜだと思いますか?
動物のウンコ雑学ランキング まとめ
動物ウンコ雑学ランキング、いかがだったでしょうか?
人間はうんこを汚いものと見做しています。
しかし動物にとってウンコは、便利なツールであったり、栄養食であったりさまざまな価値を持っている場合があることが分かりました。
記事を書いている内に少しだけウンコが愛おしくなってきました。
また、今回のランキングの順位付けにはあまり意味がありません。
私個人の興味の順位とでも思って頂ければ幸いです。
動物のウンコ雑学ランキングを動画で見る
「動物のウンコ雑学ランキング」を動画に仕立てて見ました。
食事時には見ないでください。