対決!!世界最強犬種ランキング

対決!!世界最強犬種ランキング

世界には700~800の犬種が存在し、全世界には4億匹もの犬がいると言われています。

その中で一番強い犬、最強犬種は何なのか、興味はありませんか?

今回は、大型犬の中で、同じ体重(PFPルール)、且つ、1対1を前提とした場合、最強の犬種は何なのか、その特徴を解説しつつ、ランキング形式でご紹介していきたいと思います。

では早速見ていくことにしましょう。

最強犬種ランキング 10位 ドーベルマン

最強犬種ドーベルマン

ドーベルマンは、成犬の平均体重45kg、体高70cmと大型ですが、スリムで筋肉質な体型をしているドイツ原産の犬種です。

敏捷性、走力に優れており「犬のサラブレッド」と呼ばれることもあります。

元々は税金の徴収官の用心棒として品種改良された犬種で、現在では、警察犬や盲導犬などとして活躍しています。

飼い主やその家族に対しては非常に従順である反面、それ以外の人間、他の犬に対しては、警戒心が極めて強く、縄張り意識も高く攻撃的な側面も持っています。

飼うためには、厳しい訓練や、十分な運動を行える生活環境が必要となり、初心者には飼育が難しい犬種と言えるでしょう。

最強犬種ランキング 9位 グレート・ピレニーズ

最強犬種グレート・ピレニーズ

グレート・ピレニーズは、体重60kg、体高75cmと非常に立派な体格をしたフランス原産の犬種です。

元々は、ピレネー山脈を故郷として、ヒツジやヤギをオオカミやクマから守る、家畜護衛犬として活躍していました。

モコモコとした真っ白な長毛に覆われ、温厚そうな見た目をしており、日頃の行動も緩慢で悠然としています。

しかし、テリトリー内の安全を守るために捕食動物と闘う時は、恐れを知らない勇気と、見違える程に俊敏な動きで、護衛犬としての働きを全うします。

ペットとして飼われるようになった現在でも、「見張りたい」「守りたい」という性質は残っており、飼い主がピンチの時に助けてくれる優しい強さは失われていません。

最強犬種ランキング 8位 グレート・デーン

最強犬種グレート・デーン

グレート・デーンは、成犬の平均体重70kg、体高75cmと、大型犬の中でも特に体が大きなドイツ原産の犬種です。

ジャーマン・マスティフと呼ばれることもあるこの犬種は、とにかく大きく、体高112cmというギネス記録を持っており、体重も90kgを超えることも珍しくありません。

その姿は犬というよりも、小柄な馬と言った感じでしょうか。

グレート・デーンは、正しいしつけをすることができれば、厳つい顔と体に似合わず、非常に温和な性格になり、「優しい巨人」と呼ばれることもあるほどです。

しかし、誤ったしつけをしてしまった場合は、体が大きいが故に、非常に危険な犬種となってしまうのも事実です。

最強犬種ランキング 7位 ブラジリアン・ガード・ドッグ

最強犬種ブラジリアン・ガード・ドッグ

ブラジリアン・ガード・ドッグは、体重60kg、体高70cmにも及ぶブラジル原産の大型犬です。

ブラジリアン・マスティフとも呼ばれ、並外れた勇敢さを持ち、ピューマやジャガーから牛を守る、牧牛犬として活躍していたルーツを持っています。

また、その名の示す通り、飼い主やその家族を守るために、侵入者をすべて敵とみなし、それが家族の友人だとしても容赦はありません。

家族に対しては忠実で優しく、温厚で、愛情深い性格をしており、アメリカやヨーロッパなどでは人気がありますが、その一方で、強い防衛欲のため事件や事故を起こす可能性も高く、飼育を禁止している国もあるようです。

最強犬種ランキング 6位 土佐犬

最強犬種土佐犬

土佐犬は、平均体重75kg、体高70cmと非常に大型で、四国犬をルーツとする日本原産の犬種です。

大きなものは100kgにもなり、その堂々たる姿は見る者を圧倒します。

四国犬にマスティフやグレート・デーン、ブルドッグなどを交配して作られたのが現在の土佐犬で、海外では「日本マスティフ」と呼ばれることもあります。

もともとは闘犬として活躍しており、闘争本能が強いため、成犬のオス同士を近づけると争いが絶えません。

日本では土佐犬を飼うことに規制はありませんが、イギリスやフランス、ドイツなどの国では、土佐犬は危険犬種として飼育の規制対象とされています。

飼う場合は、口輪の装着など厳重な管理が義務付けられています。

最強犬種ランキング 5位 アイリッシュ・ウルフハウンド

最強犬種アイリッシュ・ウルフハウンド

アイリッシュ・ウルフハウンドは、体重65kg、体高は85cmにも及ぶアイルランド原産の犬種です。

体高100cmを超える事も珍しくなく、犬種最高の平均体高を誇り、その体の大きさが最大の特徴となっています。

元々は、家畜を狼やキツネから守るために農家で飼われていた犬で、単独でオオカミを駆除することが可能なほどの強さを持っていた伝説の犬種です。

アイリッシュ・ウルフハウンドは、一度絶滅寸前まで追い込まれるのですが、愛好家たちの手により保護され、他の大型犬と交配させて個体数を殖やしていった経緯があります。

そのため、かつての伝説ほどの獰猛さは失われ、穏やかで優しい性格と変貌し、ペットとしても飼いやすくなりました。

しかし、体の大きさに見合うだけの多量のエサと、寝床のスペース確保が必要となり、長時間の散歩も必須であるため、誰にでも簡単に飼えるというわけではありません。

最強犬種ランキング 4位 チベタン・マスティフ

最強犬種チベタン・マスティフ

チベタン・マスティフは、体重65kg、体高70cmにも及ぶ、チベット高原を原産とする希少な大型犬です。

別名「東方神犬」とも呼ばれ、飼い主への忠誠心が強く、外敵に対しては勇敢に戦う、番犬、護衛犬、猟犬として優れた犬種です。

非常に高い身体能力と攻撃性を持ち、トラをも倒すと言われるほどの強さを誇ります。

また、モンゴル帝国の初代皇帝チンギス・ハーンは、西征の際に、3万匹のチベタン・マスティフ軍団を引き連れていたという逸話も残っています。

チベタン・マスティフは、アレクサンドロス大王の手により、チベットからギリシャ、そしてローマへと伝わり、ヨーロッパのマスティフの祖先となったと言われています。

最強犬種ランキング 番外編

ここでベスト3を前に、番外編として、2つの特殊な犬種もご紹介しておきたいと思います。

最強犬種ランキング 番外編① マスティフ

最強犬種マスティフ

マスティフと言えば、一般的にイングリッシュ・マスティフのことを指します。

しかし、「マスティフ」の祖となったのは、このランキングの4位で登場したチベタン・マスティフだという事は先ほど述べた通りです。

それぞれの国で、他種との交配、品種改良が行われ、現在ではさまざまなマスティフ種が存在しています。

このランキングにも登場している、ブラジリアン・ガード・ドッグ、(ブラジリアン・マスティフ)、グレート・デーン、(ジャーマン・マスティフ)、土佐犬、(日本マスティフ)などがそれにあたります。

一括りに「マスティフグループ」と呼ばれる事もあります。

それぞれのマスティフ種は、主に、番犬や闘犬として用いられ、攻撃性が強い性質でしたが、多くの国で闘犬が禁止されるようになってからは、選択交配が進み、落ち着きのある穏やかな性質へと改善されています。

最強犬種ランキング 番外編② ウルフ・ハイブリッド

最強犬種ウルフハイブリッド

ウルフ・ハイブリッドは、犬と狼を交配した犬種のことで、狼犬とも呼ばれています。

犬は元々、オオカミの子孫にあたり交配の相性も良い動物です。

オオカミの血を、濃く受け継いだ場合、知能は非常に高く、独立性の高さ故か、気まぐれな行動をとる傾向が強く、
熟練したブリーダーやトレーナーでなければ、完全にしつけることは難しいとされています。

アメリカでは、1980年~2000年頃にかけて、14人もの人がウルフ・ハイブリッドに襲われ命を落としており、アメリカの多くの州で、飼育を禁止されています。

いよいよベスト3の発表です。

最強犬種ランキング 3位 ロットワイラー

最強犬種ロットワイラー

ロットワイラーは、成犬の平均体重55kg、体高65cmと、大型犬の中では小柄なドイツ原産の犬種です。

最も古い犬種の1つと言われており、ローマ帝国が中央ヨーロッパに侵攻する際に、兵士たちの食料となる牛の群れを統率していた牧牛犬が、ロットワイラーの祖先と言われています。

パワフルで頭の切れる優秀な犬種なので、現在は警察犬、軍用犬、山岳救助犬として世界中で活躍しています。

また、ロットワイラーの咬合力は約150kgと、全犬種の中で最高といわれており、噛みつき事故の多い事も知られています。

近年のアメリカとカナダにおいて、犬が絡む人の死亡事故、539件中85件がロットワイラーによるもので、犬種別で見ても第2位の多さとなっています。

最強犬種ランキング 2位 カンガール・ドッグ

最強犬種カンガール・ドッグ

カンガール・ドッグは、体重60kg、体高は85cmにも及ぶトルコ原産の大型犬です。

カルバシュという別名を持ち、体格の良さ、俊敏性、持久力、闘争本能など、強さに必要な要素を高次元でバランス良く備えた、野生に近い犬種です。

咬合力も3位でご紹介したロットワイラーと互角と目されており、総合力としてはロットワイラーよりカンガール・ドッグに軍配があがりそうです。

元々は、牧畜番犬や軍用犬として活躍する犬種で、現在もトルコ国内では、作業犬として使役され、あまりペットとして飼われていません。

カンガール・ドッグは、最近になってトルコ政府より国宝に指定され、記念切手も発行されており、世界的にも徐々に知名度が上がって来ています。

最強犬種ランキング 1位 アメリカン・ピットブル・テリア

最強犬種アメリカン・ピットブル・テリア

アメリカン・ピットブル・テリアは、平均体重30kg、体高50cmと他の大型犬より小柄なアメリカ原産の犬種です。

闘争本能とその持久力は、当ランキングでご紹介してきた他の犬種を大きく超越しており、1位となった最大の要因でもあります。

また、柔軟な筋肉を持ち、力が強く、驚異的なスタミナも備えており、総合的な身体能力がかなり高い次元でまとまっています。

同じ体重なら、犬意外を含めたすべての動物の中でも、最強と言って良いでしょう。

小柄なアメリカン・ピットブル・テリアですが、体重80キロという大きなものも存在しており、個体によっては体重差というハンデも全くありません。

近年のアメリカとカナダにおいて、犬が絡む人の死亡事故、539件中275件が、アメリカン・ピットブル・テリアによるもので、2位のロットワイラーの3倍以上に上ります。

圧倒的に危険な犬種として認知されており、イギリスをはじめとする多くの国で飼育禁止となっています。

最強犬種ランキング まとめ

世界最強犬種ランキング、いかがだったでしょうか?

牧牛犬や闘犬をルーツとした犬種、軍用犬、警察犬として活躍している犬種が多くランクインしていました。

人類の力強いパートナーである反面、訓練やしつけを失敗すると、飼い主でさえも容赦なく襲いかかる獰猛さには、十分な注意が必要です。

また、犬も他の動物と同じく、体重差は強さの重要なファクターとなります。

今回は、ランキング作成にあたり、PFPルール(同体重条件)を取り入れております。

そうなると、アメリカン・ピットブル・テリアの1位は圧倒的で、異論がある方も少ないのではないでしょうか。

最強犬種ランキングを動画で視聴する

この掲載記事「最強犬種ランキング」の動画Verを作成し、YouTubeへアップしてみました。
YouTubeチャンネルでは、その他動物に関するたくさんのランキング動画をアップしております。
是非覗いて見て下さい。

対決!!世界最強犬種ランキング

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!